【2023年最新】 ソムリエ試験を独学で突破! 昨年合格者のおすすめ勉強法まとめ

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こんにちはキジトラです。
私はワインアドバイザーとソムリエの資格を持っています。

日本ソムリエ協会 認定バッチ ワインアドバイザー ソムリエ
古いデザインですね。

1999年と、2007年だったかしら。相当前の話ですけど。

さて、昨年(2022年)弟がソムリエ2次試験まで合格しました。
独学で市販の書籍だけで合格したんですって……!すごいですよね。

詳しく話を聞いてみると、試験合格には何が必要なのかがよくわかりました。

この記事では、これからソムリエ試験を受ける方に向けて、合格するために必要なことを私と弟の体験を交えてお話したいと思います。

結論からお伝えしますと、「可能であればワインスクールに行くのが確実だが、ほぼ東京しかないし高い。オンライン教材に手頃なものが増えているので、目的に合ったものを選んで効率的に勉強しないと間に合わないだろう」ということです。

ワインスクール・教材・書籍の最新情報を調べて一覧にしたので、ぜひ試験対策の参考にしてください!

ソムリエ試験合格 体験談

私と弟が合格した状況を考えてみると、
合格に必要なことは「たった1つのシンプルな答え」でした(ジョジョ)

いいから結論を早く教えろって方はこちらまで飛ばしてね。

キジトラが合格した方法:ワインスクール

まず私の方ですが、ワインスクールに通って一発で合格できました。

……って言うと余裕シャクシャクみたいだけど、劣等生でしたよ。
合格ラインめっちゃギリギリの点数だったそうですw

受講期間はよく覚えていませんが、集中して勉強したのは数ヶ月程度だったと思います。
そんなんで本当によく受かったなぁ。
今思うと、良いスクール・先生に恵まれたんだなと思います。

笑い飛ばしてシゴいてくれるめっちゃ面白い先生でした。
毎日重い教本持ち歩いて、同期の方と居残り勉強したのも良い思い出です。

「人と場所の力」を借りれるのがワインスクールの大きな利点ですね。
自分1人ではなかなか勉強が進められない人におすすめです。

私の経験を振り返ると、合格に必要だったのはこの2点です。

・試験に出るところを効率的に教えてもらえた
・人と場所の力で強制的に勉強することができた

そのスクールはたしか13万円くらいだった気がします。
決して安くはないけど、それ以上の価値があったと今でも思います。

もし「絶対に」ソムリエ試験に合格したい方、
「しなければ困る」というくらい方の方はスクールが一番おすすめ
です。

しかし、弟は地方在住のため近くにワインスクールがありませんでした。
あったとしても出張が多く、日程的に通うのも不可能な状況。

一体どうやって合格したんでしょうか。

キジトラの弟が合格した方法:独学

弟は、去年2次試験までを独学・テキストのみで合格しました。

その勉強方法は……

独学の勉強方法
  • ソムリエ協会の教本市販のテキストで勉強。
  • オリジナルのまとめノートを作成
  • 過去問をひたすら繰り返す

その他、受験対策のYoutubeチャンネルなども聞いたりしたそう。

弟は2児の父で、出張も多い多忙なサラリーマンです。
あれだけの内容を働きながら、独学で合格できるなんて本当にすごいなぁ。

できる子は違うなぁ……なんて思ってましたが、違いました。
実はこの3年で4回落ちていて、5回目の挑戦だったそう(!!)

本当に頑張ったんだね……。
合格できたのは、「合格できるまで挑戦を続けたから」でした。

試験に落ちるたび、今までの勉強で足りなかったところがわかるので、そこを補うよう勉強を繰り返していたそう。弟の場合、合格に必要だったのは以下の2点でした。

・合格できるまで繰り返し挑戦した
・試験に出る部分がどこか受験を通して身につけた

「合格に必要なこと」の共通点

私たちの合格経験には以下のような共通点がありました。

独学の勉強方法
  • 私  試験に出る内容を、効率的に教えてもらった
  • 弟 → 試験に出る内容を、受験を繰り返し自分で習得した

1次試験はほぼ丸暗記です。

勉強の苦手な私は、出るところだけ教えてもらい、勉強の得意な弟は、少しずつ自分で体得していったというわけですね。

時間は、私は数ヶ月・弟は3年
料金は、私は13万円・弟は書籍代数千円のみ。

ずいぶん極端な例ですが、受験に出る部分を暗記するまでにどれくらいのコスト(お金・時間・労力)をかけられるかを考えておく必要がありそうです。

年々出題範囲は増えており、それらを自力で暗記するには数年かかるのもおかしくないと思います。合格を急ぐ方、まだ経験の浅い方は特に、効率的に勉強する方法を比較検討した方が良いかと思います。

2023最新 ソムリエ受験勉強方法 比較一覧

近年ではワインスクールもオンライン対応が進み、手頃な面白い教材も増えていましたよ!
どんな方法がいくらなのか調べてみました。

ワインスクール(通学)15種

※ ←→ 左右にスクロールできます。

スクール名場所1次2次3次時間開催日補足リンク先
アカデミー・デュ・ヴァン青山・銀座・大阪・名古屋¥14,6300
(早割:13,7500)
込み座学190分 20回
(3,800分)
平日・土日
(昼・夜)
・オリジナルテキスト
・学習アプリ
・ワイン約100種
・全講義動画視聴
公式ページ
レコール・デュ・ヴァン渋谷・新宿¥13,9700
(早割:13,5500)
込み¥22,000190分 0回
(3,800分)
平日・土日
(昼・夜)
・再受講20%OFF
・ワイン約120種
・ビデオ補講
公式ページ
ワインプラスカレッジ広尾¥16,5000込み180分 18回
(3,240分)
月・土(昼・夜)
日昼・木夜
・予習用オンライン動画配信
・落ちた場合翌年受講料無料
・テイスティングチケット付
公式ページ
田辺由美ワインスクール赤坂¥16,5000込み360分 10回
(3,600分)
月曜
10:00~16:00
※2023年休講公式ページ
Asuka Lecole du Vin西麻布¥198,000込み180分 22回
(3,960分)
日曜
14:00~17:00
・ライブ配信公式ページ
井上塾東京・横浜・大阪・神戸・名古屋・福岡・大分・仙台¥92,400早割:87,4000)込み120分 15回
(1,800分)
月・火(昼)
※東京の場合 
・オリジナルテキスト
・再受講無料
・メールサポート
公式ページ
高円寺ワインスクール高円寺¥72,000
(合計 ¥106,000)
¥34,000¥4,400180分 10回
(1,800分)
90〜120分 4回
(450分)
土・日
(昼・夜)
公式ページ
ワインスクール山崎塾渋谷各 ¥3,300
(¥105,600)
各 ¥3,300
(¥13,200)
各 60分
32 + 4コマ
(2,160分)
※2023対応不明公式ページ
ポケットワインスクール恵比寿¥88,000
(合計 ¥136,000)
¥48,0001回 ¥5,500
(5回 ¥18,000)
180分 18回 +配信2回
(3,600分)
昼:水・土・日
夜:月・火・水
・メールサポート
・途中入会可能
・リピーター10%OFF
公式ページ
ワインサロン フミエール広尾¥110,000
合計 ¥160,000)
¥50,000座学120分 18回
(2,160分)
120分 5回
(600分)
昼:月・木・土・少人数制
・オリジナルドリル
・オンライン学習システム
公式ページ
深川ワイナリー東京門前仲町、伊丹、神戸¥100,000別途別途7回
9:30-17:00
(3,150分)
月1回
火曜終日
・ワイナリー見学や醸造長への質疑応答、醸造見学公式ページ
藤代ワイン塾六本木¥120,000込み120〜150分
20回
(2,580分)
水・土
(午後)
・オリジナルテキスト
・オンラインテスト
公式ページ
シャルパンテ人形町¥93,000込み座学120 or 180分
20回
(2,400分〜
3,540分)
昼:月火水木日
夜:月水木日
・ビデオ受講
・WEB問題集
・少人数
公式ページ
 飯田サポートシステム大阪 八尾市¥92,810込み
(¥26,400)
430分 7回
(3,010分)
・ワイン42種
・メール配信
・仕事紹介あり
公式ページ
ワイン&スクール「たけや」大阪 豊中市¥110,000込み270分 10回
(2,700分)
公式ページ
ワインスクールまとめ

・場所

ほぼ東京に集中していますね。大阪に数件と、あとは唯一井上塾さんが仙台・福岡など多拠点にあります。(2023年3月現在)

・日程
日程は、平日夜・土日が多いですがスクール・コースによってさまざま
自分がいつどこに通えるか、場所と日程でかなり絞り込めそうです。

・金額
価格は1次対策のみで10万円前後、2次も含めると15〜20万円と幅があります。見てみると高めのコースは時間・回数が多めです。料金と講座のボリュームは比例していますね。予算←→手厚さで、自分にはどれくらい必要か選ぶと良いでしょう。

・対応内容
1次だけ、2次だけと個別に受けられるスクールもあります。今年はまず1次突破だけ目標にするのもありですよね。目的に合ったコースを選びましょう。

3次のサービス試験対策講座の情報は少なかったです。(座学に「サービス」が入っているところは△にしましたが、サービス実技を練習させてくれる講義かどうかはわかりません。ご希望の方は申込前にご確認ください)

3次試験の時期が近くなったら対策講座の情報増えると思うので、見つけ次第更新しますね。

オンラインスクール・教材 8種

スクール名1次2次3次時間 特典リンク先
アカデミー・デュ・ヴァン¥55,000
(早割:37,4000)

(合計:110,000)
¥85,800別途開講予定60〜70分 20回
(1,200〜1400分)
・オリジナルテキスト
・ワイン99種
・オンライン学習サイト
公式ページ
レコール・デュ・ヴァン¥13,9700
(早割:109,000)
込み20回 時間不明・ワイン100種以上
・SNS・メール
・WEB問題集
公式ページ
Asuka Lecole du Vin¥66,000120分 19回+3
(2,280分以上)
・WEB問題集
・2年目割引
公式ページ
井上塾¥46,200120分 15回
(1,800分)
・メールサポート
・オリジナルテキスト
公式ページ
ワインスクール山崎塾
¥5,000¥16,80034章 時間不明
 全9話 80分
※2023対応不明公式ページ
藤代ワイン塾¥55,000120〜150分
5回
(600〜750分)
・オンラインテスト
・メール、Zoo相談
公式ページ
ヴィノテラス¥50,000

(合計 ¥83,000)
¥35,000座学120分 20回
(2,400分)
・無料体験講座
・チャット質問
・オリジナルテキスト
・独自開発アプリ
・LINEグループ
・ワイン18種
公式ページ
ワインの授業¥24,970
(¥29,970)
別途特別価格80講座 11時間
(660分)
・メールサポート
・オリジナル問題集
・単語帳アプリデータ
公式ページ
オンラインまとめ

・金額
オンラインは1次対策のみで5〜6万円前後、2次込みは10万円程度が相場のようです。オンラインはスクールに通えない方だけでなく、コストを抑えたい方にもよいですね。

動画を視聴する講座がほとんどなのに対し、珍しい音声講座もありました(ワインの授業
これなら運転中も勉強できる!と移動の多い弟は魅力的に感じたようですよ。音声学習は忙しい方にぴったりですね。価格が抑えめなのもありがたいです。

・対応内容
2次試験に対応している講座は少なめです。ワインを送らないといけないのがコスト増ですよね。テイスティングの勉強をどれだけしたいかで選ぶと良いでしょう。

1次試験に集中する方は、アカデミー・デュ・ヴァン早割¥37,400がお得ですね。(2/28まで→3/31まで延長)
早割に間に合わない場合や、もっとコストをおさえたい方はワインの授業 ¥24,970が最安です。

2次試験もセットで申し込みたい方は、レコール・デュ・ヴァンがワイン100種、早割で¥109,000(3末頃?)。早割が間に合わない場合、アカデミー・デュ・ヴァンがワイン約100種で¥110,000とセットで安くなります。また、ワインの本数はだいぶ減りますが、もっと価格を抑えたい場合はヴィノテラス14種 ¥83,000と最安です。

ワインスクール山崎塾さんが最安ですが、残念ながら2023年の情報がないため開催するがどうかがわかりません。

金額も様々ですが、内容量も比例傾向にありますので予算だけでなく自分にはどれくらいのサポートが必要かをしっかり検討してください。

3次試験もスクール同様、時期が近くなったら情報が出るかもしれません。見つけ次第更新しますね。

書籍 3種(+3)

さて最後はおすすめ書籍の紹介です。
うちの弟のように、「コストをおさえて独学で受けたい方」は書籍を使い倒すしかありません!がんばれ!

必須:受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 

ASUKA L’ecole du Vin を主催する杉山 明日香さんの試験対策本です。
地図が綺麗で見やすくわかりやすいと定評があります。この本をテキストに使っているワインスクールもたくさんありますよ。

2023年度版はまだ発売されていません。
2022年度版が4月発売でしたので、きっと同じ頃ではないでしょうか。発売されたら更新しますね。

必須:覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集

うちの弟がひたすら繰り返して合格できた問題集がこちらです。
こちらも多くのワインスクールで利用されていますよ。

2023年はまだ発売されていません。昨年は5月発売だったので、発売されたら更新しますね。

必須:富田葉子のテイスティング 虎の巻

2次試験対策に特化した貴重な書籍です。kindleの方が21-22版で新しいです。

アカデミー・デュ・ヴァンの人気講師、富田葉子さんが実際に授業で教えている「コメントの書き方」などを学べます。2次試験対策を学びたい方は必須!

2次対策はこちらの書籍だけでバッチリですが、より理解を深めたい方には以下の本もおすすめです↓

参考:田辺由美のワインブック & ワインノート

私も受験時とってもお世話になりました。教本だけではわかりにくい内容を綺麗にまとめてくださって、勉強にはほとんどこれしか使っていませんでしたよ。
ワインブックで勉強して、ワインノートで過去問を解きまくる!が昔からの基本の勉強スタイルだと思います。

しかし、田辺由美さんのワインスクールは2023年休講だそうで、ワインブック & ワインノートも2023年度版が発売されていません。一番おすすめだったので残念です。

お持ちの方はまだまだ勉強に活用できると思いますが、今年新しく受ける方は他の最新の書籍を使用したほうがよいでしょう。

著:田辺 由美
¥4,180 (2023/02/19 11:46時点 | Amazon調べ)
著:田辺 由美
¥2,860 (2023/02/19 11:47時点 | Amazon調べ)

参考:ワインテイスティングバイブル

著:谷宣英
¥3,300 (2023/02/19 13:49時点 | Amazon調べ)

様々なワインをどう表現したらよいか、産地、品種、ワインごとのボキャブラリーが多く学べます。合格後もずっと使える実用的なテイスティング本です。

参考:ワインの香り

著:和成, 東原, 著:佳津子, 佐々木, 著:直樹, 渡辺, 著:みゆき, 鹿取, 著:基裕, 大越
¥4,400 (2023/02/19 13:51時点 | Amazon調べ)

「アロマカード」を使って香りの要素を一つ一つ学べます。「○○のような、ってこの香りのことを言うのね!」と鼻で確認できる貴重な書籍ですよ。複数合わせると違う香りに感じるのが楽しいです!

この本については、別途詳しくレビューしているので併せてご覧ください。

おすすめ勉強方法まとめ

もし今年、私が今から受験するならどうするか考えました。
山梨県に引っ越しちゃったので、スクール通学はできません。

しっかりテイスティングもできるようになりたいので、ほんとはアカデミー・デュ・ヴァンレコール・デュ・ヴァンのオンライン講座をセットで受けたい!ですが、11万円かかります。これが出せるかどうかが問題です。

安価な勉強手順

・事前確認
まず、最新の対策問題集をやってどれくらい取れるか実力を図ります。(¥3,080)
 →多分ボロボロでしょうね。

・勉強開始
杉山明日香さんの本で勉強し直し、再度問題集でどれくらい取れるか確認します。(¥4,400)
 →勉強する時間作れるか不安です。書籍だけで合格水準の点数が取れればいいですが、多分無理そうです。

・教材購入
本だけでは点数が上がらない場合、一番手頃なワインの授業の教材で音声学習を頑張ってみます。コミュニティで励ましてもらい場の力も借りたい……。(¥29,970)

・2次対策
2次は、1次受かってから考えます(笑)

ワインの授業ヴィノテラスで、2次対策も比較的手頃に受けられそうですし(¥35,000?)、近くなったら講座や試験対策テイスティングセットなどの商品も増えるのではないかと思います。

1次の勉強中にできるだけその範囲のワインを買って飲むようにしたいですね。
(¥1,000〜¥3,000?× 気が済むまでの本数)←これが計り知れない。

・3次対策
ワイン買う時、ソムリエ志望の方は、パニエも買ってついでに抜栓の練習もしておきましょう。
2次同様、近くなったら対策講座が公開されるかと思います。

キジトラ
キジトラ

やっぱり情報戦になると思うので、どれかしらのオンライン教材のコミュニティには入っておきたいです!

※ この記事は、2023年2月に各ホームページに掲載されている内容をまとめたものです。(3月早割情報更新)
今後内容が変更になることもありますので、お申し込みの際はリンク先の公式ページの最新情報をしっかりご確認くださいね。