※ この記事は株式会社吉岡屋様にワインのご提供をいただいて投稿しています。
今日は仙台のワインショップをご紹介します。
自然派ワインとウイスキーの「ヴァン エ ボヌール」さんです。
今回、ヴァン エ ボヌールさんおすすめの自然派ワインを2本いただいたので、詳しくレビューします!
「自然派ワイン」とは
さて、自然派ワインってそもそもどんなワインのことでしょうか?有機栽培しているとか、添加物を使わないとか?
「正直なんかよくわからないな」と思っていましたが、ヴァンエボヌールさんのホームページでとてもわかりやすく解説してくれていました
ただし、日本において『自然派ワイン』という言葉には明確な定義はなく、認証機関などもないため、あくまで生産者や流通・小売りに関わる人が、こうした過程を経て作られたワインを『自然派ワイン』と呼んでいるに過ぎません。
そのため、ひと口に『自然派ワイン』と言っても、ブドウの作り方から醸造方法、そもそもの『自然』に対する考え方まで、千差万別と言えます。そういった作り手ごとの『自然派ワイン』というものに対する「想い」を味として感じられるのも、自然派ワインの醍醐味のひとつなのではないでしょうか。
https://www.vinetbonheur.com/blog/2022/04/20/biowine/
この太字部分を読んで、とても腑に落ちました。どんな魅力があるか出会いを楽しんだら良いですね!
早速ワインをいただいたのでご紹介します。
ドメーヌ・デ・カプリエ ボンペシェブラン2022 ¥2,080
南フランスのナチュラルワイン!ミュスカ(マスカット)由来の華やかで甘やかな香り。口に含むとラ・フランスのネットリとしたニュアンスに、フレッシュリンゴのような酸。後味は驚くほどリフレッシングです。
https://vinetbonheur.com/view/item/000000000663
生産者:ドメーヌ・デ・カプリエ
ドメーヌ・デ・カプリエは、南フランスの「ピュイサリコン」という村にあります。
モンペリエのやや南西ですね。無農薬栽培に取り組んでおり、2020年からBIO認証をうけたとのこと。
公式ホームページ
http://www.domainedescapriers.com/
ブドウ品種:ミュスカ・プティ・グラン、ソーヴィニヨン・ブラン
「ミュスカ」とは甘いフレッシュな生食が人気の「マスカット」の系列のブドウのこと。
ワイン用だと主に以下の4種類あります。
・「マスカット・オブ・アレキサンドリア」…フレッシュで甘い生食が人気
・「マスカット・ハンブルグ」…同じく生食が人気
・「ミュスカ・ブラン(ア・プティ・グラン)」…ワインに適している
・「ミュスカ・オットネル」…ワインに適している、補助的に使われることが多い。
ジャンシスロビンソンの「ワイン用葡萄ガイド」によると、「ミュスカ・プティ・グラン」は最も古く、最も高貴な品種。オレンジの花はスパイスを想わせる素晴らしいブドウの香味が凝縮されていると書かれていました。
ほんとその通りで、とてもアロマティックな香りが楽しめるワインでした!
とても華やかな香り!ボトルを開けるなり、青リンゴや桃のような香りが広がりました。ほんのり白胡椒やハーブのニュアンスも。
色は、ほんの少しオレンジがかった明るいイエロー。粘性は低め。
アタックはまろやかで優しく、果実味がとっっても豊か。ボリュームが口中に広がり心地よい苦味が残ります。
アロマティックなだけでなく、爽やかな苦味が残るので暑い季節にぴったりです!キリッと冷やして飲みたい、溌剌としたワインでした!
果実味
酸味
ボリューム
おすすめ度
続いて赤ワインをご紹介します。
ドメーヌ ド マジャス ルージュ2016 ¥2,230
大の親日家が南仏で作る優しく自然な味わいのナチュラルワイン。明るいさくらんぼ等の赤い果実の香り、口当たりは優しくふくよかでスルスルっと飲めてしまう美味しさです。
https://vinetbonheur.com/view/item/000000005151
生産者:ドメーヌ・ド・マジャス
ドメーヌ・ド・マジャスは、スペインに程近い南フランスの「コディエス・ド・フヌイエード」という村にあります。
何世代にもわたり、カリニャン、グルナッシュ、マカベオの樹齢120年以上のブドウの木を守り続けているんだそうですよ。2007から有機農法に転換、2011年からエコセール認証。
公式ホームページ
https://domainedemajas.wixsite.com/domaine-de-majas
ブドウ品種:カリニャン、グルナッシュノワール
カリニャンとグルナッシュは南仏でよく使われる品種ですね。
このワインにはどんな特色があるのかな?ホームページではこう紹介されていました。
Aspect : Couleur rubis, brillant.
https://domainedemajas.wixsite.com/domaine-de-majas/rouge-2013
Nez : Mûre fraîche, griotte.
Bouche : Tanins fondus et fruité intense, fruit noir, superbe minéralité.
Température : 16° à 18°C
Mets accompagnants : Viandes rouges, raclette, fromage.
A boire dans les cinq ans.
直訳するとこんな感じ↓↓
外観:明るいルビー色。
香り:新鮮なブラックベリー、モレロチェリー。
味わい:滑らかなタンニンと力強い果実味、黒い果実、見事なミネラル。
温度: 16°~18°C
合う料理: 赤身肉、ラクレット、チーズ。
5年以内に飲む。
とのことです。さてさてどんなお味でしょうか??
グラスに少しだけ泡がつき、ごくわずかに微発泡してました。
色はとても鮮やか。果実味、ボリュームがすごいです!
香りだちも華やかで、アメリカンチェリーのほか、なんだろう?火薬のような香りも。
味わいは、初め少し固かったけど、すぐに開いてブドウらしい果実味が楽しめるようになりました!
ボリューム感、ピュアな果実味の楽しめる美味しいワインでした!
半分くらい残して翌日飲んだら果実味はひかえめに。お好みもありますが私早めに飲んだ方がいいかなと感じました!
果実味
酸味
ボリューム
おすすめ度
まとめと感想
どちらのワインも酒石酸の結晶がたっぷりでした!
果実味がすっごく印象的で、ブドウらしいピュアっつピュアな感じがすごくて(語彙ww)
それも自然派ワインの魅力の一つなのかもしれませんね。
ところで、自然派ワインを作るのって結構大変らしいです。農薬や酸化防止剤を使わないと、ブドウが病気になったりカビが生えたりします。薬なしで健康なブドウを作るのにかなーーり手間暇がかかるそう。
南仏は乾燥しているので日本より病気になりにくいそうですが、それでも手間暇、コストがかかるのは同じですよね。そのためか?自然派ワインはお値段が張りがちなのですが……今回ご紹介いただいたのはどちらも¥2,000前半!ありがたーい!
今回のワインはすべて、ヴァンエボヌールを運営されている株式会社吉岡屋さんからご提供いただきました
ヴァンエボヌールさんは宮城県仙台駅近くです。さらに近くでBaPhare(バファール)というバーも経営しており、たくさんのワインやウイスキーが試飲できるそうですよ!
仙台に行く時はぜひ立ち寄りたいですね!
素敵なワインをご紹介くださりありがとうございました!