シャトーペトリュスはどんなワイン?値段や当たり年、手軽に飲める方法はある?

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シャトーペトリュスというワインはすごい値段ですね。一度でいいから彼女と飲んでみたいのですが・・

キジトラ
キジトラ

100万円くらいしますからねー(笑

「シャトーペトリュス」とは、フランス・ボルドー地方の有名な超高級赤ワインです。
お値段はヴィンテージによりかなり異なりますが、1本30万くらいから100万円を超えるものもあります。



どんな味なのかよりも、お値段やワインが有名になったシンデレラストーリーばかり有名ですね。
1回でいいから飲んでみたい・・という方は多いのではないでしょうか?

ではなく、一度でいいから彼女に飲ませてあげたいのでしたね(笑)
・・・そんな優しい貴方のために、(比較的)手頃な価格で飲むとっておきの方法と、その味わいを最大限に堪能するためにはどうしたらいいか?をお話します。

シャトーペトリュスとはどんなワイン?

シャトーペトリュス、とはフランス・ボルドー地方の「ポムロール」地区のワインです。
↓「リブルヌ」という町の右隣です。

面積は6.24㎢と、東京都で言うと狛江市くらいです。

こちらの「ボルドー市」の位置と比較してみてください。
地図の右下の「ー」マイナスボタンを2回押すと、縮尺が変わってさっきのリブルヌが見えるかと思います。このように、ボルドー市とポムロール村は2つの川を挟んで対岸にあることがわかります。

ボルドー地方のワインの話はこの川が基本になるので、覚えておくといいかも。

このペトリュスのあるポムロールや、近くのサンテミリオンを「右岸(うがん)」といい、ボルドー市や上流メドック地方を「左岸」といいます。

土壌も使っているブドウもタイプが違うので、「右岸」「左岸」と言って区別する人もいます。知っておくとちょっと通っぽい?

さて、ではペトリュスのある「右岸」はどんなワインなのでしょうか。

右岸では、粘土質の土壌が体積されるそうで、ブドウでいうと「メルロー」にぴったりの土地になっています。
シャトーペトリュスもメルローです。(年によって違ったそうですが、最近はほぼメルロー100%だとか)

シャトーペトリュスの畑は日当たりの良い丘のてっぺんにあって、粘土質土壌の中でペトリュスの畑だけは鉄分を豊富に含んだ粘土質なので、それが他と違う風味を出している、と言われています。

で、肝心の味はどうなのかというと・・・私が飲んだのは20年前くらいの1度っきりなので、曖昧な部分も多いのですが・・なめらかで、エレガントで・・・50年もののヴィンテージワインだったのですが、とてもそうは思えない、みずみずしさと熟成感、皮やキノコの香りなど、いろいろな要素が流れ出すような、それはそれは感動的なワインでした。(神の雫みたいな風景が見える?)

熟成しない状態で飲んだらどんな感じなんでしょうね。もったいない気もしますが。

シャトーペトリュスの当たり年は?

では、何年のシャトーペトリュスを飲んだら良いのでしょうか?

理想を言えば30年くらい寝かせたものがおすすめ。
偉大なワインならではの熟成感をぜひ味わっていただきたいです。

2020年の今日、30年前といえば1990年です。
1990年はボルドーの超当たり年でした!!うーん、幸か不幸か・・(笑0

最高のワインの当たり年、これ以上ない最高のワイン!!といえるのですが、何が不幸なのかって、価格も最高なことw。

https://wine.old-vintage.com/products/detail/1419389
https://item.rakuten.co.jp/axas-co/sv1st-petrus-1990-01/
100万円クラスです。


ちなみに他の当たり年は、
1990年、1995年、1998年、2000年、2005年、2009年、2010年、2015年、2016年などです。
(シャトーペトリュスのある、ボルドー右岸のヴィンテージチャートより)

ただ、当たり年じゃない方がいいこともあります。

前述のとおり、当たり年は人気が出て高額になりやすい、だけではなく、当たり年はワインの持つパワー(ポテンシャル、と良く言います)がものすごく強いので、熟成して飲み頃になるまでに時間がかかります。(その間にどんどん在庫は減り、値段は上がってゆく・・・)

熟成を待たずに早くに開けてしまうと、硬くて飲みにくいかもしれません。
(漫画・神の雫では高級ワインの若いものを開けた時に「胎児殺し」なんて表現していましたね。)

シャトーペトリュスの当たり年では、30年でもまだ飲み頃には早いかも・・。

逆に、当たり年でないワインの方が飲み頃が早く来るので、比較的コストを抑えながら熟成感が楽しめるとも言えます。

当たり年の飲み頃と比較するとポテンシャルは落ちるかもしれませんが、それでも感動することは間違い無いでしょう。

「何年のペトリュスにしようかな?」となんて選べることはあまりないと思いますが(笑)、出会ったヴィンテージの状態を満喫していただけたらと思います。

シャトーペトリュスを最大限満喫する方法と準備

そうそう飲めるものではないので、その機会に恵まれたら、最大限に堪能したいですよね。

そのためには以下のような準備が必要です。

高級ワインの取扱方法

繊細なワインの取扱には、細心の注意が必要です。

ワインの状態にもよりますが、1週間以上前に飲む場所に持ちこみ、立てておいてオリをさげて、前日くらいにパニエ(ワインのカゴ)に入れて横にしておくと良いでしょう。ヴィンテージワインのコルクはボロボロになっていることが多いので、抜栓にも技術が必要です。

適切な温度で、必要であればデキャンタージュ、サーブして・・・・はい、プロに任せた方がいいですね。せっかくのワインなので、抜栓に失敗したりオリが舞っていたりしては残念すぎますよね。

私はペトリュスをサービスしたことは流石に無いですが、ヴィンテージワインでいえば1960年代のワインのコルク開けたことがあります。ちょっとでも間違うとコルクがヴィンテージワインに落ちてしまうので、本当に大変でしたよ。

なので、適切なサービスをしてくれるお店に相談することをお勧めします。

テイスティング能力の鍛え方

どんな風味があるのか知っていて飲むのと、知らずに飲むのとでは感じ方が全く違いますよね。

そこで、日頃から赤ワイン・・・それも、ペトリュスと同じ地域のボルドー・ポムロール地方のものをいくつか飲んでおいてください。近くのエリアで同じブドウで作られたワインを何度か飲んでおくと、ペトリュスを飲んだ時、その違いがはっきりわかって、ペトリュスの素晴らしさを実感できることでしょう。

ポイントは先ほどお話しした「右岸」の「メルロー」主体ものを選ぶと良いでしょう。
いくつか例をあげてみますね。

シャトー・ガザン

ペトリュスにその畑の一部を売ったこともあるという、ペトリュスの隣の畑のワインです。

メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン・カベルネフランのブレンド。 お値段2万円ほど。

シャトー・ラフルール・ガザン

ペトリュスから場所は少し離れますが、ペトリュスのオーナーが手掛けるポムロール地区のワイン。

メルロー主体、カベルネ・ソーヴィニヨン・カベルネフランのブレンド。 お値段8千円ほど。

さらに、贅沢な話ではありますが、もし可能であればペトリュスを飲むことがあれば、上記の近くのエリアのワインも一緒に比較して飲むことができたら、その差がはっきりとわかりますよ。
比較テイスティングはソムリエのテイスティングレッスンの基本です^^

そんなの一体いくらするのよ・・とご不安かと思いますが、いい方法があるんですよ。

この方法はペトリュスだけでなく、高額なワインを少しでもいいから飲んでみたい、と言う方にぴったりです。

シャトーペトリュスがワイン会で飲める!?

まともに買うとお金がいくらあっても足りないので「ワイン会」がおすすめです。

ワインファンが集まって開催しているものもあれば、お店で開催しているものもあります。

たとえば、こちらは去年大阪で行われたテイスティングイベント
https://www.enoteca.co.jp/shop/event_shop_20190324_osaka

ペトリュスだけでなく、ペトリュスの生産者のワインが比較して飲めます。
これは素晴らしい!

同じく去年、東京のレストランで行われたワイン会
https://newcitycluboftokyo.jp/_wp/wp-content/uploads/2019/10/191114-wine_event.pdf

飲んでみたいけど、一人ではなかなか・・という憧れのワインほど、こういうイベントがよく行われています。決して手頃な金額、と言い難いかもしれませんが、その価値はあります。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

シャトーペトリュスまとめ

シャトーペトリュスはボルドー・ポムロール地区の超熟成タイプの高級赤ワイン
複雑で豪華な味わいを十分に堪能するには、プロのサービスが必要
単体で飲むより比較すべし、普段からポムロールのワインを飲んでみよう
同時に比較して、サービスも受けられるワイン会が一番!

キジトラ
キジトラ

死ぬ前にもう一度飲めるかしら(笑)