ローソンの人気ワイン「クレリュスGSM」を飲みました。
買おうか迷っている方へ、どんな味わいなのか詳しくレポートしますね!
一言で言うと「とてもリッチでボリュームがありながら、滑らかで繊細な赤ワイン」でした。
クレリュスGSMとは?
成城石井が直輸入しているフランス南部ラングドック地方のワインです。
ローソンで販売されています。
ラングドック地方のワインはボリュームと渋味の程よいカジュアルなワインが多いのですが、このクレリュスGSMはラングドックと思えないくらいパワフル!
ボトルが普通よりかなり重く、形も変わっています。
余談ですが、ワインの味わいは「ボトルの形」である程度予測できるんですよ。
大きく分けて「ボルドータイプ」(いかり肩)と「ブルゴーニュタイプ」(なで肩)の2つがあります。パワフルな渋みのあるしっかりしたワインは「ボルドータイプ」(いかり肩)のボトル、果実味と酸が豊かで渋みの少ないワインは「ブルゴーニュタイプ」(なで肩)を使うことが多いです。
クレリュスGSMはこのボルドータイプ、さらにかなり重たい頑丈なボトルなので、長期熟成も可能なパワフルなワインを作ろうとしていることが伺えますね。
ではお話をもどして、クレリュスGSMテイスティングレポートをお送りします。
クレリュスGSMテイスティングレポート
外観
クレリュスをグラスに注ぐと・・・
濃厚なワインを想像したんですが、濃い色調ながら色合いは透き通っていました。
エッジ(ふち)の色合いは紫色は落ち着いて、輝きのあるガーネットというところでしょうか。
グラスを回すと、しっかり脚が落ちました。かなりボリューム感がありそうです。
香り
まずはアルコールのボリューム感がすごい!むせかえるほどです。
少し空気に触れるとミルキーな乳酸の香りが強く出てきて、熟したチェリーのような甘い香りがしました。
このパワフルさと香りの複雑さは、1,000円台のワインではちょっとありえないかも・・・というレベル。
味わい
抜栓直後は、アルコールのボリューム感に包まれてとても滑らかながら、シルキーなタンニンが舌にしっかり残るパワフルなワインでしたが、時間が立つと少し様子が変わってきました。
抜栓1時間後
1時間もしないうちにタンニンはとてもなめらかになり、すっと消えるようになりました。
ボリューム感も優しくなり、乳酸の香りが目立つようになりました。
ちょっと変化するのが早いかなぁという印象です。
あまり早いと、後の方は飲みごたえがなくなってしまうこともあるので、明日はどうなるのかちょっと心配なほどです。
抜栓1日後
さて翌日。飲んでみると
「甘っ!!!」(笑)
アルコール感が少しおさまり、果実味が開いてかなり甘さの印象が強くなりました。
後味に紅茶くらいのほんのりした渋味が残りました。
クレリュスGSM 総評
抜栓直後は、パワフルかつ複雑、エレガントでシルキーな面白いワインだったのですが、時間が経つとアルコールと果実味が強くなり、ちょっとバランスが変わってしまいました。
かなり甘みとボリューム感が強くなるので、好みの分かれるところかもしれません。
渋めの方がお好きな方は早めに飲んだ方が良いかも。
長期熟成スタイルに仕上げているのかと思うんですが、欲を言えばもうちょっと渋味が欲しいところですね。
とはいえこれは1,400円のワインでは考えられないくらいのパワフルさと複雑さがあります。
赤ワイン好きな方はぜひ一度味わってみてください!
クレリュスGSMはこんな方にお勧め
・ボリューム感のある赤ワインが好き!
・渋味はあまり欲しくない
・複雑な味わいの赤ワインを飲んでみたい
アタックの強いワインが好きな方は、もうたまらないだろうなと思います。
強いだけでなく繊細さもあるのが高ポイント!
ご参考に他の方の口コミも集めてみました。
クレリュスGSMの口コミ
パワフルだけど飲みやすいという意見が多いですね
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