先日、ドメーヌタカヒコのワインをいただけました!

「わいんびより」さんでドメーヌタカヒコのグラス販売&抽選会があったんですよ!
「わいんびより」さんとは、高松市の中心街にあるワインバー。(@ winebiyori_takamatsu)
こんな貴重なワイン、買えなくても飲めるだけでもありがたいですよね……!
いろいろ用事があったのですが、なんとか予定空けて行ってきました!
ドメーヌタカヒコが飲めました!
当日のスペシャルワインリストはこちら。

ドメーヌタカヒコのグラスワインが3種類もありました!!
ブラン・ド・ノワールって白ワインよね。じゃあまずそれから…と思ったら、

ブランドノワールは最後がいいと思いますよ^^
とのこと。
そうなんですね!なぜだろう?……と思いつつ、あまり考えずおすすめ通りにいただくことにしました。
ヨイチ・ノボリ パストゥグラン2022
まずはヨイチ・ノボリからです!


あけたてを頂いたのですが、初めからとても華やかな香りだち。甘いチェリーの香りに、土、茎など。色も明るい透き通ったチェリー色。
まず一口目は硬めで、後味に酸味と収縮感、ざらっとしたタンニンが残りましたが、少ししたらすぐに香りが開いて旨みがじわじわと感じられます。チェリー、オレンジのようなみずみずしさ、紅茶っぽい感じも出てきました。可愛らしく滋味深いワインだな~^^
グラスの残りが少なくなると、酸味が目立ってきました。アフターはキュッと収縮感で締められるように。
ボリュームは控えめで、はじめはチャーミングな印象ですが、ナチュラルな奥行きを楽しめる優しいワインでした!
バックラベルはこちら。

公式ホームページに詳しく記載がありましたので、以下に転載させていただきますね↓
余市を代表する赤系品種「ツヴァイ」は、力強い骨格とガメイ種の様な華やかで豊かな果実味を備え持つ。
このワインは、そんなガメイ種とピノノワールを主体にしたブルゴーニュのパストゥグランをイメージして醸造した。ツヴァイが持つブラックチェリーやハーブ香とピノノワールが持つイチゴやキノコ、ミント、クローブの香りの絶妙なバランスを楽しんで頂きたい。2022年はピノノワール70%・ツヴァイが30%。スパイシーな香りの中にブルーベリーなどの黒系果実香も高く、柔らかく繊細で複雑な香りを持つワインに仕上がっている。原料は全て余市町登地区の「三氣の辺」のブドウが用いられ、特徴としてブラックチェリー、フランボアーズを感じさせる果実味の中にスミレやユリなどの草花の香り、そしてマツタケの香りが感じられる。ワインは複雑で立体的な森の香りの世界が構築されており、心地よい苦味と酸味と共に旨味を伴う余韻が広がる。また、2022年は「三氣の辺」の所有者と栽培責任者が変わり、初めて栽培されたブドウだったため、亜硫酸を瓶詰直前に15ppmだけ添加している。5年以上寝かしたヨイチノボリ・パストゥグランを飲むことがあるが、熟成させることにより素晴らしいワインに進化を遂げている。2022VTは比較的、尖った酸が特徴的なワインなので、今飲んでも魅力的なワインだが、瓶熟による変化を楽しんで頂きたい。
このワインは自園の葡萄100%のワインではないため、ラベルにはドメーヌタカヒコの明記はなく、タカヒコ ソガとだけ明記されている。抜栓は2025年の1月まで待って頂きたい。理想は3年以上熟成させてからの抜栓。https://takahiko.co.jp/info/menu/
セパージュ PN70%、ツヴァイ30% 熟成期間 12ケ月 樽熟成(古樽100%) 発酵 合成樹脂タンクにて全房発酵 酵母 野生酵母 亜硫酸 あり(15ppm) 瓶詰本数 2,800本 ALC 11.5

ツヴァイゲルトなのね。パストゥグランってピノとガメイだと思い込んでました
パストゥグランは、言葉の意味が Passe(通す)tout(全て)grain(穀物(粒))になるので、ブルゴーニュ地方のあらゆるブドウが入るよ、みたいな意味なのかな?
だとすると「ヨイチ・ノボリ パストゥグラン」は余市の登地区のいろんなブドウという意味でいいのかな?
わからないけど……。
ではでは、続いてナナツモリです!
ナナ・ツ・モリ ピノ・ノワール 2022


外観はオレンジがかったチェリー色で、ややくすみあり。香りは、土の香りと深~いチェリーの香りです。第一印象はヨイチノボリよくに似てるけど、より、うっとりする深みと奥行きがあるように感じました。
こちらも開けたてで、さすがに一口目はとても硬かったです。強い酸味と糠のような、アフターは豆のようなニュアンスも感じられました。時間を置いて飲むことにしました。
少し時間が経つと、強い酸がとても美しく感じられました。さすがです……。最後まで芯の強い酸がしっかりと残ってました。
少量残して経過をみたのですが、最後の方はビターになり、ほんのりマメ感が見えました。

以下ホームページからの転載です。
ドメーヌタカヒコが所有する6.7haの畑「ナナツモリ」。ビオによりピノノワールが栽培されている。2019年以降の余市は、ブルゴーニュ北部の平均積算温度を記録し、2022年も積算温度1366を記録した。
開花前後の7月の雨量が例年より少なく、気候も暖かく順調に結実し、理想的な収穫量を得ることに繋がった。ベレゾンが始まる8月の雨量が多かったものの、9月、10月と雨量が少なかったために、糖度、色、収穫量ともに理想的なブドウの収穫が出来た。おそらく多くの人は、2021年を愛でると思うが、私は2022年の方がタカヒコらしい唯一無二のスタイルだと感じている。
2022VTはナナツモリらしい全房からくるスパイシー香があり、過去のヴィンテージとは異なり、イチゴや黒系だけでなくフランボアーズの赤系果実の香りが表面に出ている。また、ALCとタンニンのバランスも良く、色調もしっかりしている。果実味の中にスミレなどの草花の香り、そして落ち葉やキノコの香りも感じられ、立体的な森の香りの世界が構築されており、旨味を伴う余韻も非常に長く心地よい。キュベゾンは48日と長く、100%全房による発酵。発酵に関与する微生物(野生)が心地よく発酵できる環境を整えるため、亜硫酸は使用しない。熟成には古樽を用いるが新樽も15%使用。香りは森の中の香りをイメージし、ビーツ、マツタケ、レモンバーム、梅、トリュフ、ストロベリー、ミント、マツヤニ、鰹節、チェリー、黒スグリ、スミレ、クローブ、白檀、紅茶、昆布など様々な香りが広がる。尖った酸があることが特徴の年で、例年より長い熟成が必要とされる。抜栓は瓶詰ショックから安定する2025年の1月まで待って頂きたい。理想は4年以上熟成させてからの抜栓。涙を流せる感激の世界が待っている。https://takahiko.co.jp/info/menu
セパージュ ピノ・ノワール100% 熟成期間 12ケ月樽熟成(85%古樽、15%新樽) 発酵 合成樹脂タンクにて全房発酵 酵母 野生酵母 亜硫酸 なし 瓶詰本数 12,000本 ALC 12.0
こちらのワインは、リリースしてから10ヶ月ほどお店で寝かせていたそうです。まだまだしっかり固く、可能性をチラ見させてもらったという感じでした。

4年後に、涙を流せる感激の世界が待ってるとか…どんなけ…。
ナナ・ツ・モリ ブラン ド ノワール 2020
それでは最後のブラン ド ノワールです!
このワインは最新ヴィンテージではなく、わいんびよりさんでストックしてたバックヴィンテージの2020!


外観は、色濃い鮮やかなオレンジ。ボリュームもたっぷりです。
香りはべっこう飴などの香ばしい香り、そして貴腐ワインの香りでした。
口に含むと、はちみつのようなんだけど全然甘くないんです。とてもドライ。余韻にオレンジワインのような感じも……?何このワイン!?こんなワイン初めて飲みました……。貴腐菌のついたピノ・ノワールを集めて作った白ワインなんだそうですよ。
飲んでる感覚はまるで食後酒。とても香ばしくてカラメルプリンなどのデザートにもすごく合いそ雨だなと思いました。デザートのチーズケーキに合わせている方も。
バックラベルはこちらです。詳しく書いてありますね。

バックヴィンテージなのでホームページにはもう掲載されてなかったのですが、アーカイブサイトにありましたので転載します。
貴腐(ボトリチス)に感染したナナツモリのピノ・ノワールを粒単位で収穫し造られた辛口スティルワイン。2020年VTは収穫直前に貴腐が多めに発生したため、これまでで最もブランドノワール(BDN)の生産量が多い。2020年からは、健全果も入れず、貴腐果のみで発酵を行い、辛口でボリューム感のあるワインを目指した。約14日間の収穫期間中は低温で浸漬を行い、収穫最終日に搾汁、そのまま亜硫酸なしで野生酵母にて発酵を行う。発酵終了後、古樽にて亜硫酸無添加のまま約1年樽熟成。香りはナッツ、蜂蜜、ミント、シトラス、トリフ、バター、天津甘栗、白桃、ベッコウ飴、紅茶、オレンジマーマレードなどの香りが広がる。2020VTは酸もあり、ALCが15%と高いのが特徴。余韻は長く、口当たりが非常に優しいがミネラルも強く感じられる。不思議なほどアルコールを嫌味として感じないワイン。BDNは様々な食材にマリアージュし、チーズ、鳥レバー、しゃぶしゃぶや天ぷらなどの日本料理にもお勧め。和菓子や洋菓子などにもマッチする。2020年はBDNにとってのグレートヴィンテージであり、素晴らしいワインに仕上がっており、自信を持って紹介できるワイン。理想は4年以上熟成してからの抜栓。
セパージュ :ピノ・ノワール100%
https://web.archive.org/web/20220716215858/http://www.takahiko.co.jp/menu.html
12ヶ月 樽熟成(古樽)
発酵:全房・野生酵母(自然発酵)
亜硫酸:瓶詰前に添加
瓶詰本数2,300本 ALC 15.

こちらも4年後って書いてありますね。
そう、2020ヴィンテージを2025に飲めているのは、わいんびよりさんのおかげ……!
貴重なワインをありがとうございました!
参考価格
ヨイチ・ノボリ2022 ¥4,200(参考)
ナナツモリ2022 ¥6,600(今回購入した価格)
ナナツモリ ブラン ド ノワール 2020 ¥4,950(参考)
いよいよ抽選会!結果は…?
さてこれだけでも大満足なのですが、そう今日は「抽選販売」なのです。
当たればナナツモリ2022が購入できます!さあ、4年後に涙を流せる感激の世界に行けるのか……!?
わいんびよりさんの抽選販売は、飲食代金、またはワイン購入代金¥3,300ごとに1回くじが引けます。私はその後もう少し飲んで、ワイン1本買ったので4回くじが引けました。
さて結果はどうだったかというと……

なんと大当たり!!!
当選したコツは……くじの箱をよく振ったことですかね?(そんなわけない)
本当に運が良かっただけです。ありがとうございました!
わいんびよりさんのタカヒコ抽選販売は、年に1度みたいです。今年は2/8~でしたが、昨年は3/1~でした。次回はいつでしょうね?
抽選販売以外でも、グラスワインでタカヒコを開けることもあるそうですよ。
ぜひわいんびよりさんのインスタをフォローしてチェックしてみてくださいね。
タカヒコ感想まとめ

さて今回は、最新ヴィンテージのヨイチノボリとナナツモリのほか、バックヴィンテージのブランドノワール2020がいただけました。貴重なワインを本当にありがとうございました!
ワインの解説に「4年は寝かせて」とある通り、2022を今(2025)飲むのは早いと思いますが、ヨイチ・ノボリは開けたてから甘い香りがして、早くても楽しめるチャーミングなワインでしたよ!
ナナツモリはまだ硬い印象ですが、魅力の片鱗が少し見えたという感じです。5年~10年くらい置いて1本ゆっくり飲んでみたら、どんな感じなんでしょうね。
ブラン ド ノワールは、こんなワインは初めてだったので、ただただ驚くばかりでした。
私はオレンジワインがとても好きなので、そのニュアンスのある食後酒という感じ。うっとりしちゃうワインでした!なかなかお目にかかれることはないと思いますが、見かけたら是非試してみてくださいね!
余談:ドメーヌありとドメーヌなしの違い
2つのボトルを並べた良い写真が撮れました。

ラベル記載の生産者名の違いがよくわかりますね!
ナナツモリは「ドメーヌ・タカヒコ・ソガ」、ヨイチ・ノボリは「タカヒコ・ソガ」なんですって。
ナナツモリはドメーヌタカヒコ所有の畑でドメーヌタカヒコが作っているので、「ドメーヌ」(自社栽培・自社醸造)と書きますが、ヨイチ・ノボリはドメーヌタカヒコの畑ではなく、購入したブドウで作っているのでドメーヌの記載がないそうです。
わいんびよりさんのご紹介
わいんびよりさんは香川県高松市にあるワインバー&ワインショップ。

オーストリアや日本の珍しいワインを取り扱っています。四国で唯一のタカヒコ取扱店ということで注目されていますが、ほかにも貴重なワインがたくさんあり、ワインショップも兼ねているのでお店でワインを購入することもできるんですよ。ワインについてとても詳しく教えてくださるのも嬉しい♪
2022年に初めてお伺いした時のブログ記事がありました。合わせてご覧ください。

お昼からやっているのもとてもありがたい
購入したワインもとても美味しかったので、またブログでご紹介しますね。
貴重なワインを本当にありがとうございました!
※記事中の画像の答え……左がナナツモリでした!