セブンシダーズワイナリー 7c seven cedars wineryに行ってきたよ!

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河口湖にある新しいワイナリー、「セブンシダーズ」ワイナリーに行ってきました!

7cセブンシダーズワイナリーのショップ・ラウンジ入り口
ショップとテラス

見晴らしのいい山と空に囲まれた、最高の眺望のワイナリーでした!
ショップとラウンジはめっちゃオシャレ♪ゆっくりテイスティングできましたよ!

ラウンジにはテラスもありました。

7cセブンシダーズワイナリーのラウンジテラス
主人を消したため画像が歪んでいますw

それでは詳しくレポートしますね!

セブンシダーズワイナリーとは

セブンシダーズワイナリーは、昨年(2022年)山梨の富士河口湖町にオープンしたばかりの新しいワイナリーです。名前は「Seven(7つの)cedars (スギ)」という意味で、河口浅間神社の御神木の七本杉に由来するそうですよ。神秘的ですね。

公式ホームページ
https://www.7cwinery.com/

富士河口湖は標高が高く、今まではワイン用ブドウを作るには寒すぎる……と考えられていましたが、近年の温暖化でブドウ栽培に適するようになってきたそう。ワイナリー前には植えられたばかりのブドウ畑がありました。

7cセブンシダーズワイナリーに隣接するブドウ畑
ワイナリー前のブドウ畑

栽培・醸造責任者のに、フジッコワイナリーで長年醸造長を勤められた鷹野ひろ子さんを迎え、現在は勝沼を中心とした13の契約農家さんのブドウでワインを作っているそうです。

この日、ワインは7種類試飲できました♪
個人的な感想ですが、どれもピュアな果実味とクリーンで飲みごたえのあるワインでした!

感想を詳しくご紹介していきますね!

試飲ワイン7種類

お伺いした日は、白ワイン3種と赤ワイン4種が試飲できました。
契約農家さんの甲州が3種類と、鷹野さんが前職のワイナリーで手がけた「タカノラベル」の赤ワインが4種類でした。

ワインはレジで支払うとコインが渡され、自分でサーバーから注ぐスタイルになっています。

7cセブンシダーズワイナリーのワインサーバーの白ワイン
白ワイン3種
7cセブンシダーズワイナリーのワインサーバーの赤ワイン
赤ワイン3種
7cセブンシダーズワイナリーのワインサーバーの赤ワインもう一本
赤ワイン+1種
ワイン名30mlボトル参考
甲州キュヴェSN 2022(青)¥300¥2,970斉藤さん&中村さん
甲州キュヴェSU 2022(緑)¥300¥2,970里吉さん&内田さん
甲州キュヴェWW 2022(橙)¥300¥2,970若林さん&若林さん
プチヴェルド 2019¥460¥5,630
カベルネソーヴィニョン 2019¥400¥4,809
マスカットベーリーA 2019¥400¥4,960
カベルネ&メルロー 2019¥360¥4,519

まずは白3種飲み比べてみましょう!

甲州キュヴェは青・緑・オレンジのスタイリッシュなラベル。
すべて2文字のアルファベットがついており、これは栽培農家さんのイニシャルなんですって。
2農家さんずつなんですね。カラーリングはブレンド比率も表しているんだとか。

7cセブンシダーズワイナリー 甲州キュヴェ3種類

グラスに注ぐとこんな感じ。

7cセブンシダーズワイナリー 甲州キュヴェ3種類とグラス
7cセブンシダーズワイナリー 甲州キュヴェ3種類をテラスにて

写真では色がわかりにくいと思いますが、この3つは全っ然味が違いました。
醸造方法が違うのかな?と思ったけど、調べてみたらすべて同じシュール・リー、タンク熟成5ヶ月。

同じ勝沼で作った甲州で、こんなに味が違うんですねー……。
(※笛吹市もあり)


ホームページにはこんな一言が。


酵母以外の醸造因子が品質に大きく作用しないよう、出来るだけシンプルな造りを心掛け、葡萄の個性を最大限に引き出すことに努めました。

https://www.7cwinery.com/ks_cuvee_su_2022.html

その違いに改めてびっくりしました。ぜひ比較して飲んでみてほしいです!

テイスティングの感想はこんな感じです。

甲州キュヴェSN 2022(青)

淡いライトイエローですが、この中ではいちばん色が濃くてややピンクがかっています。
香りは白桃。それもちょっと若めでさわやかなやつ。

口中にアロマがひろがります。パパイヤのような、トロピカルさと青みをもつ果実味。
ボリュームはありますが、後味はドライに仕上がっていました。

勝沼町上岩崎地区の斉藤さんの香り高い甲州を主体に、笛吹市一宮町東原地区の中村さんの丸みを持った甲州がブレンドされ、シュール・リーしているんだそうです。

KOSHU CUVÉE SN 2022|seven cedars winery
https://www.7cwinery.com/ks_cuvee_sn_2022.html

甲州キュヴェSU 2022(緑)

透明でやや微発泡していました。こちらもアロマティックですが、メロン、レモンのような爽やかな香り。

爽やかでボリュームがあり、丸く優しいアフター。
ボリュームと果実味のバランスがとても良く、私はこれが一番好きでした。

勝沼町下岩崎地区の里吉さんと内田さんの甲州で、粘土質でバランスが良いんですって。ほんとバランス良くて美味しかったです。

KOSHU CUVEE SU 2022|seven cedars winery
https://www.7cwinery.com/ks_cuvee_su_2022.html

甲州キュヴェWW 2022(橙)

中では一番黄色みが強く、こちらも微発泡していました。
レモン、ミネラル、さわやかでミュスカデのようだと感じました。
ボリュームもあり、余韻に苦味が残ります。スタイルはSUに似ているんですが、こちらのほうがハーブ香、苦味などが強めに感じました。

WWは、勝沼町藤井地区の2件の若林さんの甲州だそうです。この地区は骨格がしっかりしており、特に熟度高いブドウになるよう管理されているんだとか。

・KOSHU CUVEE WW 2022|seven cedars winery
https://www.7cwinery.com/ks_cuvee_ww_2022.html

さて次は赤ワインです。

赤ワインは、「タカノラベルワイン」といって栽培・醸造責任者の鷹野さんが前職(フジッコさんですね)で仕上げた最後のシリーズなんだそう。新田商店さんではワイン紹介に「フジッコワイナリー」と記載されてました。

7cセブンシダーズワイナリー タカノラベルワイン4種

コメントは、画像左からです。

プチヴェルド 2019

色濃く鮮やかなガーネット。粘性が強く、プラム、ブラックベリー、木樽、それにすこし白檀のような、さまざまな要素が溶け合ったバランスのよい良い香りがします。

口当たりは滑らかで、ボリュームは中程度、細やかながらしっかりしたタンニンが残りました。
強めの要素がバランスよくこなれた、とっても美味しいプチヴェルドでした。

カベルネソーヴィニョン 2019

こちらも色濃く、エッジは明るいガーネットです。粘性もあり、チェリー、ピーマン香がしっかりありました。なめらかで心地よく、しっかりしたタンニンが残りました。

色はプチヴェルドと似ていますが、より若々しくパワフルと言うか、果実味としっかりした渋みの楽しめる、全然スタイルの違うワインでした。

マスカットベーリーA 2019

明るいチェリー色。この中では一番明るいですね。
イチゴの香りが溌剌としていますが、なんと言うか、お味噌みたいな、ちょっと深みのある香りです。

とても滑らか、ボディもあり飲みごたえもある、綺麗なボルドースタイルに仕上がった珍しいタイプのMBAだと思いました。時間が経ち、酸味が出てくるとしそ梅っぽくなりました。

カベルネ&メルロー 2019

最後はブレンドですね。一番色濃く、エッジは鮮やかなガーメット。ブラックチェリーのような香りがしますが、比較的果実味は控えめで、樽の香りがしっかりしています。

いやー、奥行きがあってバランスよくって、これめっちゃ美味しいわ……。

7cセブンシダーズワイナリー タカノラベルカベルネソーヴィニョン・メルローのポップ
カベルネ&メルローのPOP

その他のワイン

その他、ロゼのMMCP ブラッシュ 2022やMAUVE KOSHU 2022などもありましたが、早々に完売してしまったそう。試飲はありませんが、デラウェア・ジーガレーベのスパークリングワインも人気ですよ!

7cストア限定の酵母違いが販売されているので、要チェックですね!

デラウェア & ジーガレーベ スパークリングワイン 2022

7cセブンシダーズワイナリー 限定商品スパークリングワイン

別の機会にいただいたことがあるので、その際のコメントをご紹介しますね。
OASISの新月無尽の際に持ち込んでくださった方がいらっしゃいました。

7cセブンシダーズワイナリー 限定商品スパークリングワイン
7cセブンシダーズワイナリー 限定商品スパークリングワインバックラベル

その時のメモは「梨のようにアロマティックで、果実味しっかりながら、ドライな後味。」と書いてありました。

MMCP ブラッシュ 2022

完売していたロゼワインですが、ラッキーなことにイベントで少しいただくことができました!

ワインを紹介する鷹野さん

鷹野さんから伺ったお話も詳しく記載していますので、こちらのイベントレポート記事もぜひ併せてご覧ください。

セブンシダーズワイナリー まとめ

いやーもうロケーションが最高!天気が良いならぜひテラスで飲んでみてください!
ワインはどれも、ブドウに誠実な、果実味のしっかりした飲みごたえのある、エレガントなワインという印象を持ちました。

甲州ってライトなものが多いですが、7cのワインは果実味、ボリュームともにしっかりしています。
今は勝沼・笛吹の契約農家さんのブドウですが、この河口湖で栽培したブドウでどんなワインができていくのか、これからとっても楽しみですね!

買えるお店

新田商店さん、いまでやさんなどお取扱店はたくさなんります。
https://www.7cwinery.com/products.html

公式のオンラインショップはありませんが、上記店舗のオンラインストアで購入可能なところもたくさんありました。
中にはロゼワインの在庫がまだあるところも。(2023年 6月現在)

ぜひチェックしてくださいね!

アクセス

セブンシダーズワイナリーは、河口湖の旅の駅のすぐ隣にあります。

河口湖駅からは車で10分、またはバス+徒歩10分と車がないと行きにくいかもしれませんね。
塩山駅からは40〜50分かなあと思ったら、信号がほとんどないので意外と早く着きます。河口湖、意外と近かったです。

鷹野さんは勝沼から30分で行けるわよって言ってました。
そしたら「途中飛んでんじゃないの?」なんて突っ込まれてましたけど(笑)慣れたらそれくらいでいけそうな気もします。

そして、セブンシダーズワイナリーに行ったらならぜひ隣の「旅の駅 kawaguchiko base」にも寄ってみてください!
こちらにも試飲サーバーがあり、新田商店さん、虎屋リカーセレクトさんのお宝ワインが……!

詳しくは次の記事でご紹介しています。