甲州市立勝沼図書館のLibrary 和 × Wine timeに参加してきたよ!

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勝沼図書館エントランス

5/21(日)、山梨の勝沼図書館で素敵なワインイベントがあったので参加してきました!
その名も「Library 和 × Wine time」です!

醸造家3名と和菓子職人のコラボで、和菓子×ワインのマリアージュを楽しむという企画!
和菓子!?どんなマリアージュが楽しめるんでしょう……!これは楽しみ♪

ワインと和菓子を楽しみながら、事前アンケートやおすすめの書籍など、面白いお話がたくさん聞けました。

Library 和 × Wine time 醸造家と和菓子職人
4名の醸造家と和菓子職人

いただいたパンフレット。

それでは内容と感想をくわしくご紹介しますね!

醸造家と和菓子職人の紹介

Kisvin(キスヴィン)斎藤まゆさん

Kisvinワイナリーは塩山にある大人気のワイナリー。現在スタッフは8名で、美味しいワインをつくることはもちろんだけど、ワイン作りの仕事を産地として続けていくためにも、後続の育成にも力を入れているんだそう。現状に満足せずもっといい方法はないかと常に試行錯誤しているんだとか。期待の新人さんはまゆさんのインスタでも紹介されています!

Kisvin斎藤まゆさんと甲州スパークリング2021


明るくハキハキと楽しく、志を語ってくださる姿はとてもカッコよかったです♪

参考情報

Kisvinホームページ
http://www.kisvin.co.jp/

斎藤まゆさんインスタ
https://www.instagram.com/p/CmqzJ9LyLGF/

Cave an(カーヴ アン)安蔵正子さん

Cave anは、長年ルバイヤートにお勤めだった安蔵正子さんが2022年山梨市に立ち上げた新しいワイナリー。
今年ワインが初リリース!なんとお持ちいただいたワインが初のお披露目とのことです!ラッキー!

Cave anってどういう意味なのかな?と思ったら、安蔵さんの苗字の「蔵」がCaveなので、Cave an=安蔵という意味なんですって。

独立したので何から何まで自分でやることになり、とても大変だけれど、それも含めて好きなことを仕事にできる楽しさを感じてらっしゃるそう。すごい経歴の方なのに、だれにでも分け隔てなく柔和な笑顔で気さくにお話してくださいました。

Cave an安藤正子さんと万力ブラン2022

もしワインメーカーになっていなかったら、居酒屋をやっているかも?というほどお料理も大好きなんだとか。正子さんのインスタで、お料理とワインのおすすめのペアリングが見れますよ!

参考情報

Cave anホームページ
https://cave-an.com/

Cave anインスタ
https://www.instagram.com/p/Csz-x5jpfX6/
正子さんのインスタ
https://www.instagram.com/antaro_pi/

7c(セブンシダーズワイナリー)鷹野ひろ子さん

7cワイナリーも同じく2022年に、富士河口湖町にできた新しいワイナリーです。
Seven(7つの)cedars (スギ)という意味で、河口浅間神社の御神木、七本杉に由来するそうです。
今は勝沼を中心とした13件の契約農家さんのブドウでワインを作っており、ワイナリーの近隣に自社畑を作り苗木を植えているそうです。

栽培・醸造責任者の鷹野さんは長年フジッコワイナリーで醸造責任者を務められた方です。7cのことを「縁が紡いだワイナリー」とおっしゃっていました。ワイナリー設立にあたって、色々な人の縁がまるで出逢わされるように紡がれていったんだそう。何だかドラマチックですね!

7c鷹野ひろ子さんとMMCP ブラッシュ

すらっとした聡明な印象の方ですが、お話を伺ってみると「実は前の日決めたことも、やっぱりどうしようと出勤しながらギリギリまで悩み、次回は……と思っても来年になるので、やっぱりこっちだったらどうだったんだろう、と1年間悩み続けてる」など心情をお話しくださったり、会場のすぐ近くにお住まいだそうで、向かいの学校は「うちの子が通っていたのよ」なんて話してくださったり、とても気さくなので親しみを感じてしまいました。

参考情報

7cホームページ
https://www.7cwinery.com/

和菓子職人 佐藤怜旺さん

さて黒一点と言いますか、お一人の若い男性は和菓子職人の佐藤怜旺(れお)さんです。

作務衣姿に短髪の精悍な職人という印象でしたが、スケートボード選手でもあり山梨でも10本の指にはいる実力者なんだとか。インスタではかっこいいスケートボードの写真と和菓子の写真が両方見れますよ!

和菓子職人 佐藤怜旺さん



既成概念にとらわれない、自由で面白い和菓子を作るのがコンセプトだそう。論理的に理念を熱く語る姿は、静かながらやりたいこと、想い、エネルギーが溢れているように感じました。

参考情報

佐藤怜旺さんインスタ
https://www.instagram.com/ore888reo/

Youtube レオの和菓子 
https://www.youtube.com/@reonowagashi1383

ワインリスト4種

今回ご提供いただいたワインは以下の4種類でした。
どれもなかなか購入できない希少ワインばかりです!

Kisvin甲州スパークリング2021
Kisvin甲州スパークリング
Cave an 万力ブラン2022
Cave an 万力ブラン
7c MMCP ブラッシュ 2022、デラウェア & ジーガレーベSP
7c スパークリング、ブラッシュ
ワイン名感想参考価格参考URL
Kisvin 甲州
スパークリング
2021甲州だけと思えないボディ、ミネラル。個人的にはシャンパーニュみたいと思ってる。¥4,015https://www.enoteca.co.jp/producer/detail/1322
Cave an
万力ブラン
2022果実味豊か、酸がキリッとしていてとても美味しい!¥3,300https://shop.cave-an.com/products/list?category_id=8
7c Winery
デラウエア&
ジーガレーベ
2022アロマとミネラルがしっかり感じられる、ドライで美味しい。¥3,300https://www.7cwinery.com/ds_sparkling2022.html
7c Winery
MMCP ブラッシュ
2022フルーティながらボディもタンニンもしっかりある。¥2,640https://www.7cwinery.com/mmcp_blush_2022.html

和菓子2種類

和菓子は2種類です。

りんごあんのおはぎ」と、「クリームチーズあんのいちご大福」でした!

りんごあんのおはぎ
りんごあんのおはぎ
クリームチーズあんのいちご大福
クリームチーズあんのいちご大福

りんごあん!なるほどりんごは白ワインによく合う……!いちごとクリームチーズの大福なんてアイデアがすごいですね。
ワインに合わせやすい食材を巧みに和菓子にまとめている、他にはない新しい和菓子でした!

りんごあんにはKisvin甲州スパークリングとCave anのプチマンサンがよく合いました。
「りんごあん」なんて食べたの初めてです、新しいな……!

いちご大福には7cロゼがもうズルいくらい合いました(笑)
クリームチーズあんがロゼのわずかなタンニンを綺麗に受け止めてました!

ワインと和菓子のペアリング

おすすめの本4冊

さて場所は図書館ということで、ご参加の4名さまからそれぞれおすすめの本を紹介していただきました。

フレデリック

Kisvin まゆさんおすすめの「フレデリック」

Kisvinの齊藤まゆさんからのおすすめがこちら。「フレデリック」などのレオ・レオニの絵本です。
9歳の息子さんに読んであげた際に絵本っていいなぁと実感したそうです。絵がすごく綺麗で、色合いや構図から仕事にも役立てる何かを感じることができるんだとか。谷川俊太郎さんの訳も素敵で、素敵な日本語に触れられるのも魅力だそう。声に出して自分に読み聞かせてあげてくださいとおっしゃってました。

ワイン作りは自分の感性・センスを使う仕事だけど、感覚って幼少期に見たものなどの積み重ね。それで今の仕事ができていると思うので、自分の中の子供を呼び起こしてあげるのに良いんだとか。勝沼図書館は、ワインの蔵書が日本一で有名ですが、子供向けの蔵書も充実しているので、大人の方もぜひ絵本コーナーに足を運んでみてくださいね。

5本のワインの物語

Cave an正子さんおすすめの「5本のワインの物語」

「すみません宣伝になってしまうんですが……」と紹介いただいたのがこちらの「5本のワインの物語」。正子さんのご主人様の、シャトーメルシャン エグゼクティブ・ワインメーカーの安蔵光弘さんが書いた本です。本の前半が映画「シグナチャー」の原作にあたるそうですよ。すると映画の続きが読めるわけですね!安蔵光弘さんにとって印象に残った5本のワインにまつわる出来事がかかれており、正子さんがCave anの免許をとったところまでが書いてあるんですって。ワインを片手に読んでください、とのことです。ぜひCave anのワインを飲みながら読みたいですね!

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三流シェフ

7c鷹野さんおすすめの「三流シェフ」

「久々に心に沁みた本だった」という7cの高野さんのおすすめは「三流シェフ」。有名なレストラン「オテル・ドゥ・ミクニ」シェフの自伝です。シェフもずっと皿洗いばかりで食材も触らせてもらえなかった時代があったそうですが、正社員登用が叶わずやめなければならなかった時も、ホテル中のお皿、お鍋を洗わせてくれと自分にできることを最大にやったところ、その姿を見てシェフに抜擢されたというエピソードがあったそう。どこにチャンスがあるかわからない、今やっていることが自分の夢から遠い、と感じても、環境のせいにしないようにしよう……と思えたんだとか。理想を掲げて努力を重ねたい人の励みになりそうですね!

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木を見る西洋人 森を見る東洋人

佐藤怜旺さんおすすめの「木を見る西洋人 森を見る東洋人」

和菓子職人の佐藤怜旺さんのおすすめがこちら。「なぜ海外の人はあんこが苦手なのか?」と日本とアジア、欧米、北欧の食に対するアプローチの違いに悩んでいたら、「これ読めばわかるよ」と教えてもらったんだそう本。読んでみたらその人が生まれ育った地域の歴史、宗教などが背景にあり、そこから味覚・考え方が違ってくるということがわかったそう。新しく一歩を踏み出そうと思ったきっかけになった本だそうです。食べ物だけでなく、文化の違いを知る手掛かりになりそうですね!

キジトラ
キジトラ

これらの本はもちろん、勝沼図書館にあるので借りて読んでみようと思います……!

スペシャルゲスト……!?

会が終わる頃、スペシャルゲストが!?

安蔵光弘さん正子さんご夫妻

安蔵光弘さんが正子さんを迎えにいらっしゃいました^^
とても仲良さそう♪書籍を手にお写真撮っていただきました!拝読いたしますー!

ご一緒したチイモさんのブログはこちら。
視点が違っていて面白いですよ、ぜひ合わせてご覧ください。

勝沼図書館について

勝沼図書館は、勝沼の「下岩崎」というワイナリーがたくさんある地域にあります。
勝沼のワイナリー回りの際はぜひ寄ってみてくださいね。

キジトラ
キジトラ

気持ちいい初夏の午後、作り手のお話を聴きながらマリアージュの楽しめる素敵な時間でした♪
本当にありがとうございました!