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  3. 海底熟成ワイン サブリナの会 @WINE LIVING Signature

※ 本記事のリンク先にはプロモーション広告が含まれています。

この記事は、Twitterのワイン仲間のMikiさん(@M49827019)が企画してくれたワイン会の記録です。

海底熟成ワイン サブリナACT4 エッチングボトル
サブリナのエッチングボトル

海底熟成ワインと10年熟成スペインワインの熟成の比較ができた貴重なワイン会となりました♪
他にも「珍しいワイン」をテーマにしたため、日本で買えないワイン、レアなカルトワインなどが集合・・!

参加メンバー

Mikiさん @M49827019
伊澤先生 @shige_izawa
みゅじにーさん @musigny66
かこいさん @kakoisukebewine
MAMIさん @bluehazewine
キジトラ @nekosommelier

海底熟成ワイン サブリナとは

・サブリナ公式インスタグラムより

海底熟成ワインサブリナとは、ワインを海底に沈めることで普通とは違う熟成感が楽しめるワインなんだとか。MikiさんがTwitterでおすすめしていたので興味を持ちました。

どうも「海底で熟成させると酒が丸くなる」らしいですよ。

科学的根拠の立証はまだ難しいようですが、波などによる振動と温度変化がなんらかの化学変化を促進するのでは・・・とのこと。

詳しく知りたい方は、以下の公式noteや、Mikiさんのセミナーレポート、伊澤先生の考察もご覧ください!

海底で熟成されたワインSUBRINAができるまで(公式)
https://note.com/commonsense2011/n/nc5abe02f0502

小網代湾海底ワイン熟成プロジェクト」ワインを愉しむ会(Mikiさん)
https://miki-diary.hatenadiary.com/entry/20220925/1664093073

海底熟成ワインについての考察(伊澤先生)
https://note.com/casualwinesemi/n/n673599a21891

他にも、飲んだ事ない国や品種の「ちょっと珍しいワイン」を持ち寄ろうという企画だったので、以下のような貴重なワインが勢揃いしました!

海底熟成ワインサブリナの会 ワインリスト

海底熟成ワインサブリナの会 持ち込みワイン5本

ワインは1本づつ持ち寄り、計5本でした。
飲んだ順にご紹介しますね。

マラグジア ミロナス・ワイナリー 2019

マラグジア ミロナス・ワイナリー 2019 みゅじにーさん撮影
珍しいギリシャワイン

1本目はギリシャの白ワイン。
原産地呼称が「PGI アッティカ」葡萄品種が「マラグジア」えっ?知らない・・・。

ご提供はみゅじにーさん。ワインショップ・プルールさんに「なんか珍しいのない?」とおすすめを探してもらったんだとか。ワインショップさんの「珍しいの」は相当レアですよね!

さてお味の方は・・

テイスティングコメント

ミネラリーですごく美味しい!パインなどのアロマティックな香りがあり、ボリューム感もあるけど、酸がしっかりしてて後味がとてもドライです。ミネラル感強く塩気も感じます。

キジトラ
キジトラ

塩気が美味しい!魚介と合わせる定番にしたいワインですね♪

こちらのワインはプルールさんでまだ買えますよ!

・プルールさんのワイン紹介ページ
マラグジア / ミロナス・ワイナリー
https://pleurs.thebase.in/items/34053211

アポステルホーフェ リースリング 2018

アポステルホーフェ リースリング 2018みゅじにーさん撮影
着物にスマートなボトルが映える

2本目はオランダのリースリングです。
ワイナリーの「アポステルホーフェ」はオランダの最古・最大のワイナリーなんだとか。

de Apostelhoeve Maastricht
https://apostelhoeve.nl

かこいさんが現地で買ってきたものだそう。今日本では買えません。
貴重なワインをありがとうございました♪

テイスティングコメント

ペトロール香がほんのり香る綺麗なリースリング。
酸味が綺麗で、フレッシュながら複雑な香りがありました。
温度が上がるとふくよかさを増してより魅力的に!繊細な美味しいリースリングでした。

主催のMikiさんはオランダに留学されたご経験があるそうで、いわば思い出の土地。
思い出の土地のワインを持ってきてくれるなんて粋ですよねぇ・・。(さすがかこいさん、ニックネームがスケベワインなだけあります!(笑))

ワインの情報はかこいさんがブログで詳しく紹介されているので、ぜひご参照ください。

Apostelhoeve Riesling – kacoblog
https://kacoblog.com/?p=131

トロ・ド・ショーズ・アポゼ ピノ・ノワール 2021

さて3本目はキジトラが持ってきたワインだよ!

「ゲンキワイン」と言った方がわかりやすいかもですね。
ブルゴーニュでワイン作りを勉強しているゲンキさん(@Genki_Wine)が初リリースしたピノ・ノワールです。

ゲンキワイン トロ・ド・ショーズ・アポゼ ピノ・ノワール 2021

フランス・アルザス地方のワイナリーからブドウを買って作ったそう。

まだ開けるのは早いかな?と思ったけれどゲンキさんが「みんなでワイワイ飲んでほしい!」とおっしゃっていたのと、今開けたらどんな感じかをワイン好きのみなさんとシェアしたかったのです。

テイスティングコメント

色鮮やかでボリュームあり。 森林の香り、優しいチェリーの果実味、少し鉄のニュアンスもありました。複雑な香りがします・・・味は、やや微発泡あり優しい旨みと甘みを感じます。
しかし酸味が先に来る感じで、ポテンシャルがまだ眠っている印象。

しばらく固かったので、お願いしてデキャンタしていただきました。
やっと甘い香りが開いてきましたが、まだまだ先がありそうです・・・!

ブルゴーニュ好きのみゅじにーさんから「これは明日飲んだらおいしいよ!」「5年置いておきたい!」とコメントいただきました。もっと変化を見たいけど飲んででしまいました・・・(笑)

キジトラ
キジトラ

今飲んでも素晴らしいですが、今後の展開がさらに楽しみなワインといえますね!

もう一本あるのでしばらく置いておこうと思います^^

ゲンキワイン トロ・ド・ショーズ・アポゼ ピノ・ノワール 2021 みゅじにーさん撮影
仲間がお祝いしてくれた様子を描いたラベル

ゲンキワインの詳しい情報は、醸造家のゲンキさんのTwitterの資料をご覧ください。

アンティカ・テッラ コリオリス ピノ・ノワール 2016

4本目はMAMIさんの秘蔵ワイン、コリオリスです
アメリカ・オレゴン州の超少量生産のカルトワインなんだとか!カルトワイン・・・!やべぇ・・!

ゲンキワインと比較して、オレゴン VS ブルゴーニュのピノ・ノワール対決ですよ♪

ゲンキワイン・コリオリス比較
左がゲンキワイン、右がコリオリス

色を比べてみると、ゲンキワインの方が若く紫色で、コリオリスのほうがしなやかなルビー色をしているのが画像からでもわかりますね!

テイスティングコメント

ダークチェリーのように色濃く、とてもあざやか

果実味がとても豊かで、口に含んだ瞬間から美味しく舌触りがとてもシルキー。
なめらかでつややかでボリュームのあるすごくチャーミングでセクシーなピノ・ノワールでした。

キジトラ
キジトラ

うっとりするなめらかさでした・・!

ボリューミーでリッチなのに強すぎずしなやかでおいしかったです・・・。

コリオリスはまだ少し市場にありそうですよ♪

ゲンキワイン・コリオリスバックラベル
バックラベルも並べてみた

同じピノ・ノワールですが、二つのワインが真逆で実に興味深い比較でした。

ヴィニャ・マグナ クリアンサ 2011

5本目は、伊澤先生のスペインワイン。ブドウ品種はテンプラニーリョ100%です。

今回のメインが海底熟成ワインなので、通常の熟成を経たワインとを比較して熟成の違いを感じてみようということで、セラーから貴重な2011年のワインをご提供くださいました。

ヴィニャ・マグナ クリアンサ 2011 みゅじにーさん撮影
11年熟成ワイン・・・!

テイスティングコメント

とても色濃く、10年以上経ったと思えないくらい鮮やかでした。

香りはとてもスパイシーで、樽やリコリスのような複雑みのある甘苦さがありました。


アタックの強さを想像していたけど、口当たりはすごく滑らかでスムース
滑らかでスパイシーで・・・ボリューム感と繊細さが共存している不思議にエレガントなワイン。

キジトラ
キジトラ

熟成ってこういう事なのか・・・(枯れた感じをイメージしてた)

この、ヴィニャ・マグナに合わせて下さったお料理はなんとホタテ!

濃厚な赤ワインにホタテ?ってびっくりしたけれど、サラミとパプリカ、チリペッパーでガリシア風に仕上げてくださって、スパイシーさ、サラミのジューシーさとほんのりホタテの香ばしさがぴったりで本当に驚きました。マリアージュ・・・奥が深い・・・!

ホタテのソテー ガリシア風
ホタテのソテー ガリシア風

ヴィニャ・マグナは、2011はさすがにもう手に入りませんが、現行ヴィンテージの2018が購入できますよ。

SUBRINA ACT4 2020 シラー

そしてトリはメインの海底熟成ワインサブリナ!
サブリナはこれまで4回リリースされており、4回目という意味でのACT4だそうです。

SUBRINA ACT4 2020 シラー 抜栓
丁寧にサーブしていただきました

シーリングがすっごい分厚いのでパニエで丁寧に開栓していただきました。

SUBRINA ACT4 シーリング
深度100mでも海水の浸透がないシーリング

さてどんなお味なのか・・・!?

SUBRINA ACT4ワインの色
濃くてあざやか・・・!

テイスティングコメント

とても色濃く鮮やかな赤いガーネット色。ボリューム感もあり、グラスにねっとりと脚がまとわりつきます。

アルコールのボリュームと果実味の凝縮感がすごいパワフルなワインなんですが・・・なんだろうこの優しさは?2020のシラーならもっと強いと思うんですが、各要素が一口目から優しく「まるく」感じてとてもおいしい。なんだか樽の香りも柔らかく、乳酸なのかミルキーにも感じました。

キジトラ
キジトラ

こなれてるのに若々しい・・・!?(混乱)

サブリナに合わせるお料理は・・・なんと特上の佐賀牛を用意してくださいました!

佐賀牛
たまらない色艶
佐賀牛
たまらない脂

柔らかくて甘いジューシーな脂と香ばしさが、ワインの優しい果実味と樽香によく合いました・・・。
幸せすぎてよくわからなくなりました(酔ってきた?)

サブリナACT4はもう少し購入できそうです!
ラッピングやソムリエナイフセットも選べるので、ギフトにぴったりですね!

ワイン会のお店 WINE LIVING Signature

持ち込みワイン会ができるお店って少ないのですが、かこいさんのおかげで表参道の人気店・WINE LIVING Signatureさん(https://www.winelivingsignature.com/)を予約していただけました♪

表参道交差点のビルという田舎者を戦慄させるロケーションでありながら、気さくにおもてなししてくれる、オシャレとリラックスが共存する素敵なワイン空間でしたよ♪

キジトラ
キジトラ

はい、思いました(笑)

ワインもとても丁寧にサーブしてくれるし、お料理も一つ一つこだわりがあり、詳しく楽しそうに解説してくださいました。ぜひまた遊びに行きたいです。

ワイン会あとがき

このブログ内の美しい写真は、写真家のみゅじにーさん(@musigny66)が撮影された写真です。掲載にご快諾いだだきありがとうございました♪

Mikiさんが企画してくれて、かこいさんのおかげで素敵なお店を予約できて、ワインスクール講師の伊澤先生から海底熟成ワインについて解説していただけで、写真家のみゅじにーさんに撮影していただけて、仲良しのMAMIさんと大好きなピノ・ノワールについて語れるという凄いありがたい貴重な会でした。

私何もしてないけど。。。記録(ブログ)担当ってことで!

さて、この記事を読んで海底熟成ワインに興味を持ってくださった方は、Mikiさんのブログの現地レポもぜひご覧ください。写真がとっても美しいんです・・・!

https://miki-diary.hatenadiary.com/entry/20220622/1655897385

男性陣は初対面だったのですが、ワイン好きという共通点があるだけですぐに打ち解け、とても楽しく飲めるのって不思議ですね。

自分も参加してみたい!と思った方はぜひTwitterで交流しましょう♪
→ キジトラTwitterはこちら @nekosommelier

最後になりましたが、ご参加の皆様ありがとうございました!また飲みましょう〜^^