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ヴィーガンの友達ができたんだけど、ワインはブドウだから飲んでいいよね?
ワインの製造過程に動物性のものが使われてたらNGだよ!
えっ!?そうなの??
ヴィーガン(完全菜食主義)とは?
ヴィーガンとは「完全菜食主義者」という意味。
詳しく言うと”あらゆる動物性食品を食べる”ことを避けるだけでなく、あらゆる”動物製品を使う”ことを避け(毛皮とか)、”動物製品を使って作る”ことも避ける、徹底した菜食主義のこと。
「ベジタリアン」という言葉の方が馴染みがありますよね。
とてもややこしいんですが、「ベジタリアン」は卵と乳製品はOKで、野菜だけなのがヴィーガンなんですって。言葉のイメージだとなんか逆ですよねぇ。
ヴィーガンは「人間は動物を搾取することなく生きるべき」という主義で卵・乳製品もNGだそうです。だから「完全菜食主義」という言葉なんですね。
ヴィーガンワインは清澄剤がポイント
そんなヴィーガンの方向けに用意されたのが「ヴィーガンワイン」です。
ワインの原料はブドウ100%なので、完全菜食に関係ないのでは??・・・と思いますよね。
「ヴィーガンワイン」を差し入れしたら全員に同じことを聞かれました(笑)
もちろん、ワイン自体はブドウ果汁100%なので、動物性由来のものは一切入っていません。
ですが、ヴィーガンのモットーは「あらゆる動物製品を避けること」です。
出来上がったワイン自体に入っていなくても、ワインの製造過程において動物由来のものを使うことが多いため、普通のワインではヴィーガンNGなんです。
ワインの製造過程の「清澄」という作業で動物性由来の成分が使われているんです。
ブドウ果汁を発酵させてワインができたら、発酵でできた澱を取り除きます。
その工程でアルブミン(卵白)、カゼイン(乳)、アイシングラス(魚)などが使われてます。
ヴィーガン認証を受けるには、これらを使わない(または、清澄作業をしない)でワインを作る必要があります。代わりに豆やジャガイモ、土などを使った清澄剤が使われているそうですよ。
ヴィーガン協会認証のワインが安心?
でも、清澄材に何を使っているかなんてワインのラベルに書いてありません。
どうやって選んだら良いのでしょうか?
まずはラベルに「ヴィーガン協会認証」のマークや文言が書いてあるか確認しましょう!
・・ですが、デザインや表記がバラバラで、わかりにくいのが難点です。
「V」や緑色、葉っぱのマークでデザインされたものが多いですね。
英国ヴィーガン協会のマーク
https://www.vegansociety.com/
英国ベジタリアン協会認証のヴィーガンマーク
https://vegsoc.org/vegetarian-and-vegan-trademarks/
VEGAN FRIENDRY(ヴィーガン フレンドリー)
suitable for vegan(ヴィーガンに適しています)などの文言のことも。
マーク・表記の基準はない上、表示義務がないのでマークのないヴィーガンわいんもあります。
ヴィーガン協会認証のマークがあれば安心ですが、そうではないヴィーガンワインもあるので、ラベルだけではなく説明のPOPもよく確認しておきましょう。
ヴィーガンはお酒が飲めるの?
ヴィーガンのモットーは「動物を搾取することなく生きる」なので、製造過程に動物性のものを使わないワインであれば「飲むのはOK」です。
ただ、「なぜヴィーガンになったのか?」を聞いてみると「体に良いから」という考えを持っている方も多く、そもそもアルコール摂取を控えている人も多いのでご注意くださいね。
ヴィーガンワインは体に良い自然派ワインが多いので、そういったワインを選んでお勧めしてあげるとよろこばれますよ。
ヴィーガンワインはどんな味?
さて、ヴィーガンワインはどんな味がするんでしょうか?
理屈から言うと「清澄材に何を使うか」を変えただけではワインの味に何も影響はありません。
ヴィーガンワインだから美味しい、といったことはないです。
ですが、現実的には「ヴィーガン向けのワインを作ろう」と行動しているワイン生産者さんは、超意識が高い方が多いのです(語彙w)
意識高い系ワイン生産者さんは、「ヴィーガンワイン」にする前から、体に良い自然な美味しいワインを作ろうと「無農薬」「有機栽培」「無添加」などにすごくこだわってワインを作っている方が多くいらっしゃいました。
そのため、現在「ヴィーガンワイン」として認証されているワインには、こだわりの体に良い自然派ワインが多いんです。(ほとんどと言っても良いかも)
ヴィーガンの方は健康への意識がとても高いので、この点をしっかりお伝えしておくととっても喜ばれます^^
自然派だから美味しい、とは断言できませんが私は味わい豊かで優しくて美味しいワインが多いなと思っていますよ。
ヴィーガンワインを買える店舗・通販サイトは?
そんな「ヴィーガン・ワイン」早速飲んでみたくなりますよね。
さてどこで買えるのでしょうか?
店頭で買えるヴィーガンワイン
今回は、今日すぐ欲しかったのでので池袋へ買いに出かけました。
「ヴィーガンショップ」にあるかと考えたんですがありません・・。
百貨店のお酒売り場、ワインショップなど数店舗見ましたが、なかなか見つかりませんでした。
取り扱っている店舗はまだまだ少ないようです。
池袋西武でやっと一本見つけました♪
チェッキ オーガニックキャンティ ナティオ ¥2,431
これは、イタリアの「チェッキ」というメーカーが作った、オーガニックの「キャンティ」です。
キャンティとはイタリア・トスカーナ地方のとても有名な赤ワイン。
キャンティはたくさんの生産者が作っているので、メーカーによって味・クォリティは本当にばらばらです
このチェッキのヴィーガンキャンティは、「natio(ナティオ)」という名前。
ナティオはイタリア語で「ネイティブ」という意味で、自然への敬意を表しています。
オーガニック認証、ヴィーガン認証を取得した、こだわりのワインです。
詳しくはインポーターの情報もご参照ください。
https://www.kokubu.co.jp/brand/009/950/7533885.html
今回は皆で飲んでしまって、ゆっくり味わいの変化を確認することはできませんでしたが、果実味が自然でバランスよく、とても美味しいワインでしたよ。なんだか普通のワインより味わい深く感じました。
またゆっくり飲んでみようと思います!
池袋西武のソムリエさんがおっしゃるには、ヴィーガン対応ワインは最近すこしずつ増えてきているとのことですよ。
ネットで買えるヴィーガンワイン
店頭ではまだ取り扱いが少ないですが、ネットで探すとたくさんありました!
楽天で「ヴィーガンワイン」と検索するとたくさん見つかりました。
価格帯、産地の異なるものをピックアップしました。
まだ数の少ないヴィーガンワインですが、ネットで探せば予算やお好みに合わせて選べそうです。
ヴィーガンワインまとめ
・ワインには製造過程で動物由来のものが含まれる
・ヴィーガンワインは自然派のこだわりワインが多い
・店頭での取り扱いはまだ少ない
・ネットなら生産国・価格帯もさまざまなヴィーガンワインが見つかる
やはりネットが便利ですが、送料もかかるし、届くまで時間もかかりますのでおもてなしの際はお早めにご用意ください。
ヴィーガンのお友達も安心して飲めるワインを用意してあげると、本当に喜ばれますよ♪
ダイバーシティ(多様性)という言葉をよく聞きますね。
いろいろな食文化・価値観があるので、お互いの考えを認め共存していこうというもの。
ヴィーガンもその一つです。
タレントの中田敦彦さんがYoutubeでヴィーガンを取り上げたので、日本でも一気に認知が広がったようです。
これからヴィーガンの方と食卓を囲む機会があったら、ぜひヴィーガンワインを用意してあげてくださいね。
価値観を尊重してくれた、ととても喜ばれますし、やはり皆で同じものを楽しむと、ぐっと距離が近くものですよね。