2022年某日、Twitterでヒマワイン|ワインブロガーさん(@hima_wine)が「サイゼリアペアリング会」なる魅惑の会を企画してくれました!
9人で9本、人数分のワインを頼み、好きなお料理とのペアリングを試すという楽しすぎる企画です!
さあ、ベストマリアージュはどれでしょうか??
では早速ペアリングを紹介していきます!
この記事の内容
- サイゼリヤワインとお料理のペアリング 9種類
- ドン・ラファエロ(¥1,100)& 辛味チキン
- ランブルスコ ロゼ(¥1,100)& 柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ
- ブリュ セッテ ノーテ(¥1,650)& エスカルゴのオーブン焼き
- サイゼリヤプレミアム 白(¥2,200)& イカの墨入りスパゲティ
- 番外:グラスビール(¥300)& オリーブアンチョビのマルゲリータピザ
- オーリ(¥2,600)
- ドンナリーザ・ビアンコ(¥2,600)& 若鶏のディアボラ風
- サリーチェ サレンティーノレゼルバ(¥2,200) & アロスティチーニ
- ドンナリーザ ロッソ(¥3,900)& ラムのランプステーキ
- ラコンブリッコラ(¥2,200)& ジェラート & シナモンプチフォッカ
- おすすめのペアリングまとめ
サイゼリヤワインとお料理のペアリング 9種類
ドン・ラファエロ(¥1,100)& 辛味チキン
このペアリングのチョイスは、亀戸の人気シャンパンバー、デゴルジュマンの泡大将(@Champagne_deg)さん。
まずはスパークリングワインから。
正式名称:Don Raffaele Pinot Chardonnay VINO SPUMANTE BRUT。産地についてはイタリアとしかありませんが、CA.VI.M(CANTINA DI COSTIGLIONE D’ASTI)とあるのでコスティリオーレ・ダスティ(ピエモンテ)の生産者のようですよ。
気になるお味はフルーティーでごくごく軽め。泡も控えめでした。葡萄品種は「Pinot Chardonnay」と書いてあります。ピノシャルドネって何?
ピノグリ(or ピノブラン)とシャルドネのブレンドだと書いてあるスプマンテが多いけど、ドンラファエロもそうなのかな?正確な公式情報はわかりませんでした。
(余談:ジャンシス・ロビンソンの「ワイン用葡萄ガイド」には『Pinot Chardonnayとは「シャルドネがピノ・ノワールの白い突然変異だと信じられていた時期に採用されたシャルドネの誤った名称」』って書いてあったんですが、これは資料が古すぎるかな(1998出版))
さて、お味は「軽いなー」という印象でしたが、ほんのりはちみつのような甘さとミネラルっぽさもありました。軽めだけど味わいのバランスは悪くなかったですよ!
時間が経ってもさほどへたれず、温度が上がった方がコクがあって良かったような気もしました。
そして、ペアリングの辛味チキンは「辛味」って言うほど辛くないんですね。
ややスパイシーな手羽中という感じ、普通に美味しかった。
それぞれ美味しかったですが、スパークリングワインもチキンも思ったより個性が強くなかったので、特別相性が良いというわけではない・・・かも。
むしろ辛味チキンには次のロゼスパークリングの方が良かったかもしれません!
ランブルスコ ロゼ(¥1,100)& 柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ
こちらのペアリングはカリフォルニアワインの玄関口主催、ワインジャーナリストのアンディさん(@andyma)のチョイスです。
2本めはロゼ・スパークリングの「ランブルスコ ロゼ」です。
正式名称はLAMBRUSCO DELL’EMILA ROSATO DOLCE、生産者はエミリア・ロマーニャのMEDICI ERMETEEでした。
フルーティで甘めなのですが、泡立ちもしっかりしていて、甘さのためかコクも感じられ、とてもバランスが良かったです♪美味しい!
卵の旨味とよく合っててこのペアリングもとても美味しかったです。
ランブルスコ ロゼって何にでもよく合うのかもしれない・・。
さらに、エクストラバージンオリーブオイルとブラックペッパーをかけて食べると美味しいとアンディさんに教えていただきました。
ぐっと美味しくなって、ワインにもより合うのでぜひトッピングも試してみてくださいね!
ブリュ セッテ ノーテ(¥1,650)& エスカルゴのオーブン焼き
こちらは初参加のごごいちさん(@ichigoichienohi)のチョイスです。
ブリュ セッテ ノーテは、前回ボトル1本飲んだのでその時のレポも併せてご覧ください。
こちらも軽めの辛口スパークリングですが、ドンラファエロと比べると泡立ちが豊かで、酸味・ミネラル感があり、飲みごたえがあるのがよくわかりました。
エスカルゴのオーブン焼きと合わせましたが、パン粉の香ばしさ、ニンニクと本当によく合ってました!
個人的には今日のベストペアリングかも!これはまた是非頼みたい!
サイゼリヤプレミアム 白(¥2,200)& イカの墨入りスパゲティ
こちらは主催のヒマワイン(@hima_wine)さんのペアリング。
飲んでみたかったんです、プレミアム!楽しみ!
「サイゼリヤプレミアム 白」は、イタリア モリーゼ州の「DOCビフェルノ ビアンコ」でした。
ワインの色はこの中では濃いめ。ちょっと変わったハーブのような香りやミネラル感がありました。アンディさんは「チョークっていう感じだね」とコメント。
後から調べたらビフェルノには川があり、石灰や粘土質が多いんですって。さすが・・!
初めは硬い印象でしたが、時間が経つとオレンジ・レモンなどのアロマが感じられてミネラルとのバランスがとてもよくなりましたよ!
さて、イカスミスパゲティとの相性ですが、イカスミの海の香りとすっごく合いそうなのですが・・・サイゼリヤのイカスミスパゲティは食べやすくてクセがあまりなかったので、ペアリングとしては無難な感じにおさまりました。
番外:グラスビール(¥300)& オリーブアンチョビのマルゲリータピザ
泡大将さんのお店で働くソムリエたまごさん(@Somlier_tamago)のご提案は・・・
なんとビール!!(笑)
この「オリーブアンチョビのマルゲリータピザ」めっちゃ美味しかったんですよ。
画像には写ってないけど、ここに別添えのオリーブ漬けのアンチョビをかけて食べます。
サイゼリヤってオリーブオイルがひときわ美味しいですよね。
ピザをビールで流してそれはもう最高です(笑)
ワインを飲み続けていたのでリフレッシュにも良かったです。さっきのセッテノーテにもよさそう。
この辺りで、料理が出るのを待てずにワインがなくなってきたので、ワインを一本追加しました。
オーリ(¥2,600)
オーリとは、フルネームだと「オーリ・ディ・ヴェルディッキオ」というイタリア・マルケ州のDOC、ヴェルディッキオ デイ カステッリ ディ イエージでした。
華やかでミネラリー、濃くてボリュームがありました。ここまでに飲んだ軽めワインとはインパクトが違う!。これは大きめのグラスでゆっくり飲んでみたいです♪
ドンナリーザ・ビアンコ(¥2,600)& 若鶏のディアボラ風
続いては安ワイン道場師範(@yasushihan)のペアリングです。
ドンナリーザ・ビアンコは、プーリア州サレンティーノのIGT、マルヴァジア・ビアンコ種のワインでした。ボリュームもほどよく、樽の香りが若鶏の香ばしさによく合っていましたよ!
ディアボラ風って何かと思ったら、サイゼリヤの場合この野菜ペースト(ほぼ玉ねぎやん)のことをいうようです。
すごく美味しくて、この辺から楽しくなってきて・・・、ワインのコメントの記録を忘れていました・・・。はい、美味しかったです。
サリーチェ サレンティーノレゼルバ(¥2,200) & アロスティチーニ
次はMAMIさん(@bluehazewine)さんのペアリングです。
サリーチェ サレンティーノレゼルバは、イタリア南部プーリア州のDOCです。
ミディアムボディでバランスがとても良かったですよー!若々しい果実味が楽しめて、ほどよい飲みごたえ。美味しい!これで¥2,200はすごい。
合わせたお料理は、人気の「アロスティチーニ」(ラムの串焼き)。
しっかりした癖のある強い脂とスパイスによく合いました!このペアリングは美味しい!
アロスティチーニは次の赤ワイン、ドンナリーザ・ロッソともよく合いましたよ!
ドンナリーザ ロッソ(¥3,900)& ラムのランプステーキ
さて次は私がペアリングした・・・と言っても一番高いお肉と赤ワインという安直な「一回やってみたかった」セットです。
ドンナリーザ ロッソ ¥3,900です。
ドンナリーザ ロッソも、1本めの赤ワインと同じ地域のDOCサリーチェ サレンティーノリゼルバでした。ヴィンテージは2014年。
ボリューミーでバランスが良く、とても口当たり滑らかで美味しかったです。
これもワイン単体でゆっくり飲んでみたいです。
ラムのランプステーキも、柔らかくて繊細でとても美味しかったです。
ランプステーキには、ドンナリーザロッソもいいのですが1つ前のサリーチェ サレンティーノレゼルバの若い果実味の方がマッチするように思えました。もうこれは好みかな?
ラコンブリッコラ(¥2,200)& ジェラート & シナモンプチフォッカ
では最後はMOMOさん(@MOMOs_mariage)のペアリングでデザートワイン、ラコンブリッコラ。
こちらも何度かいただいてます。ボトル撮りわすれました。
甘口のデザートワインですが、酸味もあってレモンティみたいでさわやかで美味しいんですよね。
プチフォッカのシナモンとめっちゃ合いましたし、ジェラートとも合っててこれも良い組み合わせでした。
ほんと美味しかった♪チョコ系より、さっぱり・クリーム系のデザートに合いそうな感じです。
グラスでも頼めるので、デザート食べる時はぜひ合わせてみてくださいね。
おすすめのペアリングまとめ
最後に、どのペアリングが良かったか?人気投票をしたのですが、好みもそれぞれで票が分散してしまいました。以下にキジトラ個人の意見ですが、特に美味しかったものをご紹介しますね!
ランブルスコ ロゼ (¥1,100)& 柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ
ブリュ セッテ ノーテ & エスカルゴのオーブン焼き
ドンナリーザ・ビアンコ & 若鶏のディアボラ風
サリーチェ サレンティーノレゼルバ & アロスティチーニ
ラコンブリッコラ & メリンガータ+ジェラート & シナモンプチフォッカ
気になるお会計は・・・
9人でワイン9本飲んで、ビールも頼んでお料理も・・・って、一体いくらかかると想像しますか?
なんと・・・一人¥4,000以下でした!さすがサイゼリヤ!!!
ヒマワイン|ワインブロガーさん(@hima_wine)、ご参加の皆様、素敵な企画を本当にありがとうございました!
今後のイベントが気になる方は、ぜひヒマワインさんのTwitterをチェック!
なかなか行けない・・という方も、アダワインさんのホームページからご購入できますよ!
https://adda-wine.com/
サイゼリヤワインリストを一覧にした記事はこちらです↓
主催のヒマワインさんと安ワイン道場師範のブログもご紹介します!
視点や感想が若干違っていて面白いです・・・!
・主催のヒマワインさんのブログ
サイゼリヤでワイン会やってみた! ワインと料理、おいしかったのは!?https://himawine.hatenablog.com/entry/saizeriyakai2022apr
・安ワイン道場師範のブログ
稽古日誌:2022年4月
https://yasuwine.com/lists/apr2022.htm#3