この記事では、ローソンの売り上げNo.1ワイン、カーサ・スベルカソーについてくわしく解説します。
カーサ・スベルカソーはローソンオリジナルのチリワインです。
価格も500円程度ととってもお手頃。
安いけれど、ただのカジュアルワインではなく、チリの最大のワインメーカーである「コンチャ・イ・トロ社」がローソンのためにプロデュースしたワインブランドです。
コンチャイトロのワインが手頃な価格で飲めるなら、ローソンの人気No.1になるのもうなづけますね。
さて本当に美味しいんでしょうか?
カーサ・スベルカソーとは?ローソンで人気No.1のワイン!
カーサ・スベルカソーとは、カーサ(casa・家)、スベルカソー(subercaseaux・地名)という意味です。
チリのスベルカソーにはメーカー・コンチャイトロのレストランがありますよ。
カーサ・スベルカソーシリーズは、コンチャイトロがローソンのために作ったもので、あまり情報が公開されていないんですよね。
ローソンでは2012年からオリジナルワインをリリースしており、当初はチリ、フランス、イタリア、スペインとあったのですが、今店頭に並んでいるのはこの、カーサ・スベルカソーシリーズ(チリ)とセンシィ ボルゴシプレッシ(イタリア)のみです。
https://www.lawson.co.jp/company/news/055778/
果実味強め、ボリューム感ありがお好きな方は「カーサ・スベルカソー」シリーズ、酸のあるバランスの良いワインが好きな方はこの「センシィ ボルゴシプレッシ」シリーズがおすすめですよ♪
センシィ ボルゴシプレッシについては別の記事でお話ししています。
さてどんな味か詳しくご紹介していきますね。
カーサ・スベルカソーの味わいは7種類!おすすめは?
「カーサ・スベルカソー」シリーズはバリエーション豊富。
ブドウ品種ごとに以下の7種類のワインが展開されています。
- スパークリング(シャルドネ・ピノ・ノワール)
- シャルドネ
- ソーヴィニョン・ブラン
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- メルロー
- カルメネール
- シラー
※7種というのはあくまでキジトラ調べです
公式サイトに詳しい情報がなかったのでローソンを数店舗周り確認しました。
(もっとあったりして・・・)
こんなにあったらどれを買おうか悩んでしまいますね。
どれも565円ととても安いので、かたっぱしから試して好みの味を探すのも楽しそうです。
よかったら以下の紹介を参考にしてください!
スパークリング
色合いは淡め、輝きのあるライトイエロー。
泡立ちは繊細です。青リンゴのフレッシュな香り。
でも口に含むとパインなどのトロピカルな果実味が感じられます。
フルーティでボリューム感があり、余韻にミネラルの苦味が残ります。
この価格帯だとさっぱり・すっきり系が多いのですが、果実味の楽しめるコスパの良いスパークリングワイン。
スパークリングワインだけは¥998です。
見つからないな?と思ったらだいたい冷蔵ショーケースに入っていると思いますよ!
ソーヴィニョンブラン
色合いは、淡いレモンイエロー、ややグリーン
レモンのようなフレッシュな酸、青リンゴ、ハーブ香があります。
口日含むと豊かな酸がとても心地がよいです。総じて軽めで、アルコールのボリュームはまとまりがよく、余韻は短め。後味にほんのりハーブ香が残ります。
よく冷やすと軽めのスッキリした軽快なワインになりました。。
時間がたって温度が上がると果実味が増してまろやかになりました。
お好みに合わせて冷やしてくださいね。温度での味わいの変化を楽しめるワインです。
シャルドネ
色は淡いレモンイエロー。
香りだちは控えめで、ほんのりとレモン、りんご、パイナップルの甘い香り。
口に含むと、まろやかなアルコールのボリュームの中に、豊かな酸がある。
後味に香ばしい甘み、ミネラルの苦味が残る。
ついついグラスが進む口当たりの良いワインです。
翌日になると果実味が引き立ち、さらにおいしくなりましたよ!
ボリュームの楽しめるバランス・コスパの良いワインです。個人的には一番おすすめ!
カベルネ・ソーヴィニヨン
透明感のあるガーネットで、粘性強め。見た目からもボリューム感がありそう!
香りは、チリのカベルネによくみられるピーマン香とよばれる青い野菜の香りがとても特徴的に出ていました。スパイス、ブラックベリーの香りも。
口に含むと、やはり期待したボリューム感があり、豊かな酸もありバランスよく、余韻はチョコレートのようなほろ苦さが残りとても心地よい。
ちょっとピーマン香が強めだが、ボリュームも中程度あり飲みごたえのあるミディアムボディです。
翌日になると少し酸が目立つようになりました。
お好みもありますが、早めに飲んだ方が良いかもしれません。
メルロー
透き通った明るいガーネット、紫がかってます。若々しい印象。
グラスを回すと脚がまとわりつき、とてもボリュームがありそうなワインに見えました。
香りだちもパワフル、甘いカシスの香り、スパイス、野菜や植物の茎の香り。
口に含むと酸とアルコールがパワフルに攻めてきましたが、ボリュームはそこまででもなく中程度といったところ。飲み進むとミント香が印象に残ります。
ほどよいボリューム感の、個性的な香りの楽しめるワインです。
翌日は少し香りだちが落ち着いたかな?くらいでほとんど変わりませんでした。しっかりしたワインです。
カルメネール
カルメネール、って初めて聞く方もいるかもしれませんね。
昔はメルローと間違えられていたくらいメルローとよく似たブドウです。
ボルドー原産ですが、チリが合っていたみたいで今ではほとんどチリでしか作られていません。
色は明るい、透き通ったガーネット。ふちが紫で若々しい印象です。
ボリューム感は中程度でしょうか。
香りは、カシスとスパイスや、カルメネール特有の青い野菜の香りがあります。
いろんな香りがバランスよくまとまっています。
グラスを回すとスパイスが広がり、時間が経つとカシスやチェリーの香りが感じられるようになりました。
ほどよいボリュームがあり、とても酸が豊かです。
なめらかであまり渋みは目立たないので意外と軽めに感じられるかも。
果実味がチャーミングでなめらかな、いろんな香りの楽しめるミディアムボディのワインです。
シラー
色は透き通ったルビーで、紫色はなく落ち着いている印象です。
粘性もあるのでボリュームありそう。
木の香り、スパイス、カシス、ミントなど多くの香りがぎゅっと凝縮されて、高級感のある香りになっています。赤の中では一番良い香りかも!
味わいは、酸がとても豊かで瑞々しいです。
ボリュームも感あり口当たりはなめらかで、タンニンはごく優し目。
バランスよくとても美味しいワインでした。
翌日も香りはしっかり残ってました。
カーサ・スベルカソーまとめ
カーサ・スベルカソーのワインはどれもアロマティックで、スパイスやハーブなどのブドウの個性がはっきりと出た、味わいのわかりやすいワインでした。
赤ワインは色が濃いものばかりのですが、どれもそんなに渋くなかったですよ。
果実味やアルコールのボリューム感をしっかり楽しめるカジュアルワインでした。
いずれも2019年産の若いワインなので、メルロー、カルメネールなどはいわゆる青臭いピーマン香がしっかり感じられました。ちょっと個性的な香りなので、好みが分かれるところかもしれません。苦手な方はご注意ください。
カーサ・スベルカソーのワインはそれぞれのブドウ品種の特徴がよくわかるので、自分はどのブドウが好みかを探したり、テイスティングの勉強をしたい方におすすめです。
私個人の好みもありますが、白ではボリューム、酸のバランスがよく翌日さらに美味しくなった「シャルドネ」がおすすめ^^とってもコスパが良いです。ヘビロテ中♪
赤どれもパワフルでおいしかったのですが、中では比較的「シラー」がなめらかで香りよく、日が経ってもボリューム感がかわらず楽しめましたのでおすすめです!
是非好みのワインを見つけてくださいね!
他のチリワイン情報
2021年4月、ローソンにチリワインの新しいブランド「エルモソバレー」が登場!
エルモソバレーは4種類、カーサ・スベルカソーよりは滑らかで飲みやすい印象ですが、メルローは香ばしくしっかりした味でした。
また、ファミリーマートにはスベルカソーと同じ「コンチャイトロ社」のチリワインがあります。
スベルカソーシリーズと比べると、よりスパイシーさ、青味が強く感じられました。
他のローソンワインはこちら。