初心者向けのワインの選び方は?コツは値段と産地 !【基礎知識編】

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キジトラ
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【初心者向けワイン基礎知識】コーナー!

ワインは、勉強よりも楽しむことを大事にしてほしいのですが、でもやっぱり「これを知っておくだけでもっとワインがよくわかる!」という知識・コツがあります。

この「初心者向けワイン基礎知識」編ではそんなポイントをわかりやすくお届けしていきますね。

今回は「初心者が美味しいワインを選ぶコツ」についてお話します。
※誰でも買いやすいコンビニやスーパーでの購入を前提としています。

コンビニ、スーパーではワイン専門のスタッフはいませんよね。
そんな時、どうやって選んだらよいのでしょうか?


・初心者におすすめのワインがわかる
・自分の好みのワインがわかりやすくなる
・ワイン選びに迷わなくなる

初心者が美味しいワインを選ぶコツ1 値段

ワインを選ぶときのポイントで、誰にでも一番わかりやすいのは「値段」ですね。
安いとまずい、高いと美味しい・・・と思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?

ワインは値段が高いほど美味しい?

簡単に言うと、ワインの値段は「味わいの複雑さ」にほぼ比例しています。

でも「美味しい」というのはとっても主観的なもので、好みが左右するのでみんなの答えが同じではありませんね。

複雑なものが好きな人もいれば、甘みのあるフレッシュな味わいの方が好きな人もいます。
高いから、複雑な風味だから全員が美味しい・・・とはいかないわけです。

むしろ手頃な価格帯のワインの方が口当たりが良く、わかりやすい味のワインが多いため、初心者さんには手頃な価格帯のワインの方がおすすめですよ。

味がわからないから・・と謙遜してしまう方がいますが、好みの問題です。
気にせず自分が美味しいと思うものを楽しんでくださいね^^

では、いくらくらいのワインを買えば良いのでしょうか?

初心者におすすめのワインの値段は?

コンビニ・スーパーで買えるワインはだいたい400円〜2,000円以内(※フルボトル750ml)

価格帯別にワインの傾向をまとめたので、ご予算の参考にしてください。

・500 円以下

コストを徹底して抑えて大量生産しているため、個性的・複雑なワインはあまりありません
酸っぱくて軽い、または渋いものも多く、正直なところゆっくり飲む用というより料理用のワインに近いかも。好みのワインが見つけられたらラッキー!という価格帯です。

※この価格だと美味しいワインの小容量のものがあります。おためしに活用しましょう♪

・500円〜1,000円 

1,000円以下は、コストパフォーマンスの高いデイリーワインの多い価格帯。
口当たりが良くわかりやすいものがの多いので、初心者さんはこの価格帯から始めるのがおすすめ!

産地ごとに、大きく2つのタイプに分けられます。

チリ、オーストラリアなどは果実味、ボリューム感があってパワフルなもの。
フランス、イタリアなどは酸味があってすっきりしたものが多いですよ。

まずはこの価格帯のワインをいくつか飲んで、あなたはどれが好みなのか?
好みの「産地」「ブドウ品種」を探って行きましょう。

・1,000円〜2,000円 

もう少し上の価格帯になると、ワインに複雑味が出てきてバリエーションも豊かになります。
産地・品種以上に生産者の個性が出てきます。

500円〜1,000円の価格帯で見つかった、好みの産地、ブドウ品種のワインを試してみると香りや奥行きの違いが実感できます。
バリエーションが本当に多いので、口コミレビューなども参考にしたいですね。

・2,000円以上 

有名産地、生産者のものはだいたい2,000円以上します。
ひとつ上のランクの美味しいワインが多いです。1,000円台に飲み慣れてきたらぜひチャレンジしてみてください。

この価格帯は、デパートやワインショップでソムリエさんとコミュニケーションを楽しみながら購入するのがおすすめです。

私も普段は1,000円前後、ときどき2,000円以上、たまーにそれ以上という感じで楽しんでおりますよ!

では、お値段の他にもう一つチェックしたいポイントをご紹介します。

初心者が美味しいワインを選ぶコツ2 産地

価格帯が決まったら、次は「ワインの生産地」を選びましょう。

ワインのラベルはわかりにくいですが、必ずどこかに「Made in France」などとわかりやすく生産国が書いてあります。
フランス語が読めなくても、フランス産であることはわかりますよね♪
(POPに国旗が書いてあることも多いですね!)

ワインの生産国はかなり多いのですが、でも安心してください。
覚えることは。まずは2つだけでOKです!

産地を覚えるコツはたった2つだけ!

ワインの産地の選び方は、こちら。

「ヨーロッパ」のものか「その他」のものか?

これだけです。簡単でしょう?

わかりやすいので「その他」と書きましたが、要は「ニューワールド」と呼ばれる地域のことです。
ワイン売り場で「ニューワールド」というカテゴリーをみたことがあるのではないでしょうか。

2つの産地の選び方・味の違い

大きくまとめるとこんな感じです。

・ヨーロッパ
フランス、イタリア、スペイン、ドイツなどヨーロッパが古くからワインが作られてきた、伝統的なワイン生産地です。
しっかりとワインの作り方が法律で定められ、優雅で繊細なワインが作られています。ややコスト高め

・その他(ニューワールド)
その他の国々では、伝統的なヨーロッパのワインの作り方を参考に、細かい制約はなく自由にワインを作りはじめました。
日照量に恵まれた地域も多く、ブドウがたくさん作れたので、ボリュームのある飲み口の良いコスパの高いワインがたくさんできました。

予算内のワインの中から、「エレガントなワイン」を飲みたければヨーロッパ「ボリュームのあるワイン」を楽しみたければ「ニューワールド」を選べば良いのです。

こう考えるととっても簡単ですよね!

まとめ 初心者のワインの選び方

ではおさらいです。

まずはざっくり予算を決めて、その中からヨーロッパかニューワールド、どちらにするか選びましょう。

1)価格を選ぶ
手頃なものから始めよう。おすすめは600円〜1200円くらい。

2)産地を選ぶ
エレガントがよければヨーロッパ、ボリューム感がよければニューワールドをチョイス。

次買うときに好みのワインを選ぶために

そして、買ったワインが見事!あなたのお口に合う美味しいワインだったら・・・
やった!ゴール!

・・だけではなく、どこのなんというワインだったかメモしておきましょうね。

写メ取っておくだけでも良いですし、SNSが得意な人はTwitterやInstagramにあげておくと後から探しやすいのでおすすめですよ^^

そのメモが増えていくにつれ、「自分はどの産地のワインが好きなんだな」というのが見えてくるはずです。

そして、もしわかれば、美味しかったワインの「ブドウ品種」がなんだったのか?もチェックしておけたらベスト。これがまた、お好みのワインをさがす次のポイントになります。

ブドウ品種も選ぶポイントとしてとても大事なのですが、国によっての差がまた複雑、かつ面白いのでついまた別の記事にまとめますね。

予算内のワインにはどんなものがある?

コンビニで売っている、予算の価格帯のワインにはどんなものがあるのでしょうか?

このブログではコンビニのワインを中心に、味わいや合わせる料理など詳しくレポートしています。
価格別にまとめて読めますので、ご希望の価格帯をクリックしてください。

500円以下

500円〜1,000円

1,000円〜2,000円

キジトラ
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また、ワインのイベント、試飲会などがあればぜひ行ってみましょう!
たくさんの種類のワインを同時に比べることができるので、好みのワインが探しやすいですよ♪