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毎年10月頃になると、ボジョレー・ヌーボーの予約が始まりますね!
ボジョレー・ヌーボーとは、今年できたブドウで作ったばかりのフランス・ボジョレー地方の新酒のこと。
マズいとか、高いとか、いろんな意見があるけど・・(泣)
せっかくなので、楽しんだもの勝ちですよね!
毎年の収穫を祝うワインのお祭りです。感謝しつつ、美味しくいただきましょう♪
この記事はボジョレー・ヌーボーって何?という方に向けて、「ボジョレー・ヌーボーのよくある質問」にまとめてお答えしました!小ネタを仕入れて、ボジョレーを楽しんでくださいね!
ボジョレー・ヌーボーとは
ボジョレー・ヌーボー(beaujolais nouveau)とは、
ボジョレー(beaujolais)=地名
ヌーボー(nouveau)=新しい、という意味のフランス語です。
フランス・ブルゴーニュ南部のボジョレー地区で作られる新酒、という意味なんです。
ボジョレー・ヌーボーは普通のワインとちょっと作り方が違うのがポイント。
発酵期間が短くてもおいしく飲めるように発酵方法を変えているんです。
そのため、とてもフレッシュでアロマティックなワインに仕上がるのが特徴です。
バナナやキャンディの香りがすると言われていますよ。
以下によくある質問の答えをまとめました。
ボジョパの小ネタにどうぞ!
(ボジョパ・・・ボジョレー・パーティの略。2016年からサントリーさんが言い始めたらしい)
ボジョレー・ヌーボーのよくある質問
ボージョレ・ヌーヴォー?ボジョレー・ヌーボー?正しい読み方は?
「ボジョレー」or 「ボージョレ」? 「ヌーボー」or 「ヌーヴォー」?
表記が違うと戸惑ってしまいますよね。結論から言うと、どちらでもOKです。
外国語をカタカナで表すので、どうしても表記ゆれが出ちゃうだけ。
ご参考に、実際のフランス語の発音を聞いてみましょう。
ワイン発音アプリWine WhisperとGoogle翻訳で読んでもらうとこんな感じでした。
フランス語は「ボジョレ ヌヴォ」と聞こえる気がしませんか?
あんまり「ボージョレー」「ヌーヴォー」と伸ばしてる感じはしませんね。
「eau」を英語読みすると「オー」と伸ばすので、「ボージョレ」に近くなります。
英語読みの影響もあるのかも。
ワインを扱う大手業者さんがどう書いているかチェックしてみました。
フランス語派?「ボジョレー」
・サントリー
ボジョレー ヌーヴォー
https://www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin/
・エノテカ
ボジョレー・ヌーヴォー
https://www.enoteca.co.jp/beaujolais_nouveau/index.html
英語派?「ボージョレ」
・アサヒ
ボージョレ・ヌーヴォ
https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/beaujolais/
・キリン
ボージョレ・ヌーヴォー
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/nouveau/
・サッポロ
ボージョレ・ヌーボー
https://www.sapporobeer.jp/news_release/0000012733/
大手メーカーさんでも表記が分かれていますね。
やはりどちらが正しい、と統一するのは難しいですね。
「nouveau」がVなので「ヌーヴォー」の方がいいかと思っていたんですが、このブログを見てくださる方は「ボジョレーヌーボー」で検索している人がほとんどでした。なのでこのブログでは「ボジョレーヌーボー」で統一していこうと思います。
なぜ「解禁日」があるの?
ボジョレー・ヌーボーは「11月の第3木曜日 0:00」が解禁日と決められています。
なぜ解禁日があるかというと、少しでも早く売ろうとまだ充分に発酵していないワインと売り出す人がいたからなんですって。
「最低でもここまでは寝かせてくださいね!」という期日制限が作られたというわけ。
初めは11月15日だったそうですよ。
でも土日にかぶると運送屋さんが休みで運べないので、11月の第3木曜日としたんだとか。
それなら最短でも11/16になるので大丈夫ですね!
ボジョレー・ヌーボーの値段はいくら?高いの?
ボジョレー・ヌーボーのお値段は、普通のワインと同じでピンキリです。
調べたら¥490から¥10,000までありました(笑)普通のワインより幅広いかもしれませんね。
代表メーカー、ジョルジュ デュブッフ社の価格はこちら。
楽天の最安値と最高値がこちらです。
ちなみに¥490はドン・キホーテですがオンラインにはありませんでした。
お近くの方は解禁日に店舗のぞいてみてください!
主流は¥2,000〜¥3,000くらいですね。
価格だけ見るとそこまで高いワインではないですよね。
それでも高いと言われるのは、解禁日に間に合わせるために航空便で送るので、送料が高くなりやすいから。「安いワインを割高で飲んでいるんだ」という意見があるためです。
実際に送料はどれくらいかかるのでしょう?
船便の貨物運賃は50~60円と航空運賃の6分の1程度。・・・
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/3361
航空直行便で運ぶと1本当たり300~400円の貨物運賃が加算される
こちらの(↑)WEDGEさんの記事によると、航空便にすると+¥250〜¥340だそうです。
それでドン・キホーテは¥480ってどういうことなんでしょうね(笑)
記事によると、盛り上がっている当日に用意して薄利多売を追求する方針だそう。
送料がいくらになるかは業者と物流量で異なり、そのせいで価格が上がるかどうかは会社・商品により違うので、なんとも言えないという微妙な結論になりました。(そりゃそうか)
300円くらいなら、予約で割り引いてもらえるよね!
私は普通のワインと大差ないと思っているのですが、コストが気になる方は「予約割引き」を使うことをお勧めします!
スーパーは11/10頃予約締め切りのところが多かったです。
ファミマなら解禁前日まで割り引きで予約できますし、ローソンなら当日以降に買ってもポイントがつくのでオススメです♪
(セブンイレブンは10月上旬にもう締め切ってました。早っ)
ボジョレー・ヌーボーとボジョレー「ヴィラージュ」・ヌーヴォーはどうちがうの?
ボジョレー・ヌーボーには、ふつうの「ボジョレー・ヌーボー」と、1ランク上の「ボジョレー・ヌーボー・ヴィラージュ」があります。
- ボジョレー・ヌーボー ¥2,068 〜
- ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ¥2,475〜
- ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー セレクションプリュス ¥2,988〜
同じボジョレーヌーヴォーでもランクがあって、¥500ずつくらいアップしていますね。
このボジョレー「ヴィラージュ」というのは、フランス語で「村」(village)という意味ですが、ワインの場合は同じ地区の中でも特に良いブドウができる地域を指したものです。
さらに、ヴィラージュの中でも良い樽を使って発酵させたり、樹齢の高い葡萄だけを集めたりなどこだわりのボジョレー・ヌーボーがたくさんありますよ。
ノーマルのボジョレー・ヌーボーより凝縮感があったり、複雑味が出たりしています。うまいです^^
・フレッシュなものを気軽に楽しみたいなら・・・普通のボジョレー・ヌーボー
・コクや違いを楽しみたいなら・・・ヴィラージュなど1ランク上のヌーボー
ちなみに2020年の限定ボジョレーヌーボーはめちゃくちゃ美味しかったです・・・!
ボジョレー・ヌーボーはまずい?
ボジョレー・ヌーボーはまずい!
あんなのに高い金出したくない。同じ値段でもっと美味しいワインあるでしょう。
いいよ君にはあげないから!(怒)
そんなことをいう人は美味しいボジョレー・ヌーボーを飲んだことがないんでしょう・・・と悪態をつきたくもなりますが、ボジョレー・ヌーボーに限らず、ワインは特に味の好みが分かれるものですよね。
ボジョレー・ヌーボーは、今年の収穫を祝い、そのフレッシュさを楽しむワインです。
バナナ、いちごキャンディのような甘〜い独特な香りが苦手な人もいると思います。
でも、逆に熟成したワインのスパイス、腐葉土の香りが苦手な人もいますよね。
ワインにはそれぞれの良さがあるので、「好みではない」と思ったとしても、それが好きな人もいるので「まずい」とは言わないであげてほしいな、なんて思うのは私のエゴでしょうか・・。
ボジョレー・ヌーボーに賞味期限はある?
フレッシュさが売りのボジョレー・ヌーボーなので、早めに飲むことがお勧めされています。
せっかく急いで運んでもらったんですもんね。
ただ、ワインですので賞味期限はないですよ。いつ飲んでも大丈夫。
中には熟成できるボジョレー・ヌーボー作っているメーカーも多いですよ。
たとえばこちらの「ラルー・ビーズ・ルロワ」
ブルゴーニュの超名門、大人気ワイナリーのボジョレー・ヌーボーです。
ヌーボーなんですけど、「ヌーボー」とは言わず「プリムール」と言っています。
プリムール(primeur)とは、「1番目の」「初めての」と言った意味のフランス語。
ワインではヌーボーと同じく「新酒」という意味になるのですが、長期熟成も可能、という意味で使われています。
※ただ、軽めのふつうのヌーボーを何年もおいておいたら、フレッシュな魅力がなくなってしまうかもしれませんのでご注意ください。
今年のボジョレーヌーボーの出来は?
ボジョレー・ヌーボーは、「10年に1度の出来」と言った後に「100年に1度の出来」と言ったことがあったので、キャッチコピーがもはやギャグのように言われていますね(笑)
ちょっと煽りすぎの感があったことは否めませんがでも、もし自分で作ることを考えてみたらどうでしょう。去年より今年、今年より来年の方が上手に作れる気がしませんか?
温暖化の影響もあり、熟した葡萄が作りやすいこともありますが、年々醸造技術・経験が蓄積されているので、毎年が過去最高でもおかしくないのでは・・なんて思うのは、贔屓目すぎますかね。
今年のボジョレー・ヌーボーの出来について、詳しくは以下をどうぞ。
2022年 とても多彩な特徴を示す。豊満でしっかりとしたストラクチュア。
2022年はとても暑く、終了にばらつきがあるけれどとても良い出来とのこと。執筆時点でまだ解禁されていないので、飲んだらまた追記しますね!
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
2021年は 挑戦の末たどり着いた、納得のヌーヴォー
4月の雨で生産量が減ったそうですが、その後は天候に恵まれ良質なブドウが得られたそうですよ!
ボリュームがあって、上級のヌーヴォーは硬めの印象すらありました。
くわしくはこちらの記事をご覧ください。
2020年 非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり
2020年はボジョレー・ヌーボーで有名なジョルジュ・デュブッフ氏が亡くなったこともあり、その品質に注目された年でした。特別ワインは今まで最高に素晴らしいボジョレー・ヌーボーでしたよ!
今年も楽しみです♪
また飲んだらレポしますね!