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ワインって専門用語も多くて難しいですよね。もっと気軽に詳しくなれないかなぁ?漫画がいいかな?
漫画も面白いけど内容が非日常的だから、ワインを気軽に楽しむには「先生、ワインはじめたいです」という本がとてもわかりやすくてよかったよ!
へー、どんな本なんですか?
「先生、ワインはじめたいです」は今年2020年5月に発売された、イラストレーターのこいしゆうかさんが書いたコミックエッセイ。
ワインビギナーのこいしさんがワインの先生と2人で女子会をしているようなゆるっとした楽しい雰囲気を可愛いイラストコミックで描いています。
文字だけで解説しているページがほとんどないので教科書っぽくない!
出版元の大和書房さんのTwitterで、ぱらぱら雰囲気がわかります。
ワインの知識を勉強するのではなく「楽しむこと」を目的に書かれているのでさらっと読めて、ワインをよりいっそう楽しめるこつがよくわかる良書でしたよ♪
・「先生、ワインはじめたいです」のおもしろさ
・ワイン初心者さんの本選びで気をつけたいこと
・ワイン漫画を読む時の注意事項
・「先生、ワインはじめたいです」が試し読みできる
「先生、ワインはじめたいです」とは?
もうほんとに、タイトルそのままのように、ワインビギナーさんがワインの先生にいろいろ「教えてください!」と質問をしてアドバイスしていくストーリー。仲のいいお姉さんと飲んでいるほっこりしたストーリー仕立てになっています。
「先生、ワインはじめたいです」の作者は?
著者のこいしゆうかさんは、難しい情報の多い趣味をわかりやすくイラストで解説するのが得意なイラストレーターさんです。
「そうだ、キャンプいこう!」「カメラはじめます!」など著書も多。
http://koishiyuka.com/portfolio
ワインの先生は杉山明日香さん。数学講師という変わった経歴をお持ちのソムリエ・利き酒師。
ワインスクールを運営したり、日本とフランスにレストランをプロデュースしたり、著書も多数、多方面でご活躍されています。
https://toyokeizai.net/list/author/%E6%9D%89%E5%B1%B1+%E6%98%8E%E6%97%A5%E9%A6%99
「先生、ワインはじめたいです」はわかりやすいワインガイド
教えることもワインもプロフェッショナルの杉山先生と、わかりやすく書くプロのこいしさんのコラボで作られた楽しくさらっと読めて、ワインの楽しみ方が身に付く楽しいガイドブックです。
「先生、ワインはじめたいです」の内容は?
・ワインのキホン
ワインの作り方や産地の話。
基礎知識部分なので面白味はないですが、軽いコミック調なのでさらっと読めます。全く知らない人は一読しておくとよいでしょう。
・飲み比べで自分の好みを知ろう
赤・白ワインのテイスティングシートが秀逸!
「どんな香り・味がするかな?」と自分で考えるのは大変ですがチェックシートから選んでいくと意外な香りがあることに気付けるものです。
ワインを人物に例える話はちょっと唐突でしたが(笑)よくある話です。自分の好きな芸能人、アニメキャラクターなどをワインにイメージしたら・・と考えてみるとぐっと身近になりますよ!
・理想のワインの見つけ方
理想のワインを見つけるには、いくつか飲んで自分の好みを知ることが不可欠です。この本では手に入りやすいブドウ品種を絞って、タイプ別に解説してくれています。この解説を読めばどのワインが自分が好きそうか選べるようになりますね。
・ワインと料理の合わせ方 マリアージュ
この本で一番のおすすめしたいのはこの部分なんです。
お料理とワインがぐっと美味しくなる様子が本当に楽しそう♪です。
そうそう、そうなんですよねー、と嬉しくなりました。
特に、「ソックリ」の公式と「サッパリ」の公式という表現が分かりやすかったです。
ソックリの例:ソーヴィニョンブランというブドウの持つハーブ香とパクチーの香りが似ていて合う
サッパリの例:リースリングというブドウの酸が、コロッケの油をすっきりさせてくれて合う
お肉の脂と赤ワインが合うのも、サッパリの例ですね^^
ぜひ多くの方に読んで欲しいです。
他にも、
・もっとお家でワインを楽しみたい
・お店でワインを注文してみよう や
各ページにワインのコラムがたくさん掲載されているので
読み物としても長く楽しめそうです!
「先生、ワインはじめたいです」を初心者さんにお勧めする理由とは
私がこの本を初心者さんに読んで欲しい!と思ったのは「教科書っぽくない」「楽しい」からです。
ワイン本は教科書が多い
ワインの本って本当にたくさんありますが、教科書みたいなものが多いんです。
「初心者向け」と書いてあっても、まず「ワイン基礎知識」の説明がはじまるのでなんだかルールがたくさんあって・・覚えないといけないのかな・・と読むのがちょっと億劫になりがち。
まるで受験勉強。試験対策には必要なことですが、普段のワインを楽しく飲みたい人にはあまり向いていません。
楽しむために必要な内容が綺麗に纏まっている良書!
同様の、漫画仕立ての初心者向けの本もたくさんありますが、そうすると内容が少なくなりがち。
ですが「先生、ワインはじめたいです」はワインを楽しむことにフォーカスして必要な情報をゆるっと楽しい雰囲気で上手にまとめています。
私も、こんなに簡単な(しかもゆるっと楽しい)言葉で説明できるんだなーと勉強になりました♪
「先生、ワインはじめたいです」は勉強なしに楽しむ知識がつく良書
さらっと読むだけでワインの選び方のコツが分かり、もっと知りたい人は飲みながらよく読むと、いつものワインが一味違って感じられてきますよ。
初心者さんにワイン漫画をおすすめしません。その理由とは・・・
有名なワイン漫画、たくさんありますよね。
「ソムリエ」「ソムリエール」「瞬のワイン」「神の雫」・・などなど。
とても面白いし、いろいろなワインにまつわるストーリーが知れるのでぜひ読んで欲しいのですが、あまりワイン初心者さん向けではないポイントもあるのでご注意ください。
ワイン漫画は○○だから
ワイン漫画は、ドラマであり、フィクションであり、非日常的なんです。
ストーリーはともかく、出てくるワインは高級なもの、手に入れにくいものが多くワインの解説は本当にドラマティック。
天才的なテイスティング能力でワインの微妙な差を当てて驚かせたり、劇的なデキャンタージュなどのパフォーマンスで場をを盛り上げたり・・
とっても面白いんですが、「本当にこんな味するの?」
「私にはできない、わからない」という印象を持つ人もいます。
自分が楽しむためには参考にしづらいことが多いです。
漫画はあくまでフィクション、ドラマとして楽しんでくださいね。
ワイン漫画は共通言語になる
ワイン漫画は、誰にでも読みやすいというメリットがあります。
ワインの書籍の話をしても読んでいない人が多いかもしれませんが、ワイン漫画なら「知ってる」「読んだことある」人が多いため、その話でコミュニケーションがとれたりもします。
ワインにあまり興味がない人に、ワインに興味を持ってもらえるのが漫画のメリットですね。
試しに読んでみたい方へ
東洋経済オンラインのニュースで、「先生、ワインはじめたいです」が一部掲載されています。
https://toyokeizai.net/articles/-/353278
数話読めるので、興味がある方はぜひご覧ください。
知識を詰め込むのではなく、楽しむめることが大事だよね!
初心者向け人気ワイン本、「図解ワイン一年生」を紹介した記事も書きました。
合わせてご覧ください。
セブンプレミアムのワインについての記事はこちら